研究分担者 |
宍戸 統悦 東北大学, 金属材料研究所, 准教授 (50125580)
藤田 剛史 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (90432971)
詫間 康子 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教務職員 (60160074)
久恒 邦博 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (20037526)
三浦 永理 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (70315258)
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研究概要 |
人工股関節のステム部や人工歯根などに使用される骨代替用金属材料として,生体保全の観点から皮質骨の弾性的性質に出来るだけ近似した低いヤング率を示すとともに,優れた耐食性と耐摩耗性を有する新しいチタン合金の開発を目指す研究を行った。純Tiの弾性的性質に対するZr,Hf添加の効果を検討した結果,Ti-60 at.% Zr合金においてヤング率の極小値89.5 GPaが得られた。一方,電気化学測定法により耐食性を検討した結果,生体内での安全使用のためには,Ti-Zr系,Ti-Hf系ともに添加元素の濃度を50 at.%程度以下に抑制すべきことが示唆された。
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