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2007 年度 実績報告書

歯科用レジンボンドダイヤモンド軸付き砥石の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19592265
研究機関武蔵工業大学

研究代表者

佐藤 秀明  武蔵工業大学, 工学部, 准教授 (00196263)

キーワード歯科補綴学 / 歯科理工学 / 歯冠修復物 / 陶材焼付鋳造冠 / 歯科用陶材 / 咬合調整 / 歯科技工用軸付き砥石 / 精密研磨
研究概要

本研究は,臨床応用を目的とした歯科技工用軸付き砥石開発に関する新しい試みとして,レジンボンドダイヤモンド軸付き砥石を製作した。さらに,多結晶ダイヤモンドを,これまでほとんど例のない固定砥粒(砥石)として使用することを試みた。多結晶ダイヤモンドは,遊離砥粒としては,これまで多くの使用例があり,単結晶ダイヤモンドより研磨性能が優れている。現在,半導体材料,光学部品等の研磨に数多く使用されているが,遊離砥粒としての使用が主で,固定砥粒(砥石)としての使用例はほとんど例がない。
そこで,本軸付き砥石で歯科用セラミックス(陶材)を研磨し,臨床において,従来から多く使用されている陶材焼付鋳造冠の最終仕上げであるグレイジング面と同等の滑沢な面を得ること,ならびに,軸付き砥石の研磨性能を評価できる実験装置を試作し,歯科用セラミックスの研磨加工に関する資料の系統的構築に必要な基礎資料を得ることを目的とする。軸付き砥石専用の横軸型研磨装置を平成19年度より製作した。これより,レジンボンドダイヤモンド軸付き砥石で,粗さを付与した陶材の試験片の研磨加工を行うことができ,表面粗さおよび研磨量を測定することができた。なお,研磨速度および研磨圧力を変化させ研磨実験を行い,研磨面性状は光学顕微鏡,電子顕微鏡で観察した。新たに製作した本実験装置により,歯科技工用軸付き砥石の研磨性能の評価が可能となった。平成20年度は,種々の研磨実験を行い,実験結果の構築を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 軸付きダイヤモンド砥石による歯冠修復材料の研磨加工2007

    • 著者名/発表者名
      齋藤繁
    • 学会等名
      2007年度砥粒加工学会学術講演会
    • 発表場所
      東京工業大学大岡山キャンパス
    • 年月日
      2007-09-06

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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