研究課題
基盤研究(C)
義歯床への埋入部が粘弾性レジン製の擬似歯根膜でコーティングされた人工臼歯を試作し、これを用いて義歯を作製した。万能試験機を用い最大5Nの荷重を毎分0.5mmにて圧子で加え、荷重-ストローク曲線を記録した。その結果、擬似歯根膜でコーティングされた人工臼歯では圧子が人工歯に接触してから床粘膜面に力が伝達されるのに通常の人工歯の7.6倍の時間がかかった。この結果は緩衝効果を示すものと思われた。