研究課題/領域番号 |
19592280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
楠美 昭則 弘前大学, 大学院・医学研究科, 客員研究員 (90332494)
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研究分担者 |
楠美 智巳 弘前大学, 大学院医学研究科, 講師 (90322932)
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連携研究者 |
佐藤 寿 弘前大学, 医学部附属病院, 講師 (90311539)
榊 宏剛 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (90374850)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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キーワード | 細胞・組織 / 周期的伸展刺激 / 細胞老化 / MAPK / シグナル伝達 |
研究概要 |
申請者らは、一軸方向周期的伸展刺激(以下、伸展刺激)負荷された正常ヒト骨芽細胞のOPG/RANKL 産生制御について報告(Kusumi A. et al.JBMM23.373-381.2005)してきたが、他の報告とOPG/RANKL産生や、活性化するMAPKの経路に違いがあり、この矛盾の解析が急務であった。 そこで、本研究では、購入した正常ヒト骨芽細胞を継代培養してそれぞれの継代細胞に伸展刺激負荷し、第3継代と第5継代の正常ヒト骨芽細胞について比較解析したところ、第3継代では伸展刺激負荷でp38MAPK経路活性化依存性のOPG産生亢進、RANKL産生抑制制御が認められたが、第5継代では伸展刺激負荷でERK1/2活性化し、OPG産生抑制、RANKL mRNA発現亢進となるが、OPG/RANKL産生制御はERK1/2 経路依存性ではなかった。つまり、申請者らの報告と他の報告との違いの重要なポイントは培養継代の影響である事がわかった。更に、骨芽細胞の継代による細胞老化の方向に研究を向けたかったが、老化関連遺伝子発現の変化は認められなかった。
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