研究課題
非観血的唾石摘出法としてホルミウム・ヤグレーザーを応用した体内唾石破壊法の開発を計画した。唾石への応用は海外に散見されるが、内視鏡を挿入するのに唾液管の切開を必要とした。そこで我々は非観血的に内視鏡を挿入し、唾石を破壊するシステムの構築を目指した。今回の研究はそのシステムの臨床応用のための基本的施行手技の確立を目的とした。そこで、唾石破壊のためのホルミウム・ヤグレーザーの至適発生条件を検討する初年度として手術により摘出された唾石を収集した。その際に超音波検査装置により唾石の存在部位を確認して手術を行い、それも基礎データとした。そしてその湿重量、アルミニウム当量、短径、長径を計測した。これらを至適条件検索のための基本的データとしてデータベース化した。一方、ホルミウム・ヤグレーザー発生器の販売代理店にホルミウム・ヤグレーザー発生の基礎的環境について調査し、次年度以降の破砕実験の環境整備を行った。
すべて 2007
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
Journal of Oral and Maxillofacial Surgery 65巻
ページ: 1402-1405
北海道医療大学歯学雑誌 26巻
ページ: 61-70