口腔領域早期癌予後不良症例と多発癌におけるHPV関与についての分子生物学的検討

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19592304
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 琉球大学
• 研究代表者: 砂川 元 琉球大学, 医学部, 教授 (30112452)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• キーワード: 口腔外科学一般

研究概要

今回我々が行った口腔癌に対するHPV検索の結果、低悪性が高悪性よりもHPV陽性率が高い傾向にあった。我々は口腔癌のバイオマーカーであるIL-8産生機構とHPVとの関連について細胞生物学的に解析し、炎症反応依存的にIL-8が産生される機序にHPVが関与していることを見出した。

研究成果

• [雑誌論文] Regulation of chemokine production via oxidative pathway in HeLa cells. (2009)
  • 著者名/発表者名: Kina S, Nakasone T, Takemoto H, Matayoshi A, Makishi S, Sunagawa N, Liang F, Phonaphonh T, Sunakawa H
  • 雑誌名: Mediators of Inflammation 2009:183760(Epub 2010 Jan 27)
  • 査読あり
• [学会発表] HeLa(扁平上皮)細胞における炎症状態でのInterleukin-8発現の検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 嵩元裕之, 他
  • 学会等名: 第33回日本頭頸部癌学会
  • 発表場所: 北海道札幌市ロイトン札幌
  • 年月日: 20090610-20090612
• [学会発表] IL-8産生におけるHPV18E6及び鉄取り込み機構の協調効果 (2009)
  • 著者名/発表者名: 嵩元裕之, 他
  • 学会等名: 第6回沖縄ヘルペスウイルス感染症研究会
  • 発表場所: 沖縄県那覇市ザナハテラス
  • 年月日: 2009-12-01
• [学会発表] 口腔扁平上皮癌に対するHPVの検索 (2009)
  • 著者名/発表者名: Thongsavanh PHONAPHONH, 他
  • 学会等名: 第143回琉球医学会例会
  • 発表場所: 琉球大学医学部臨床講義棟
  • 年月日: 2009-07-21
• [学会発表] 口腔扁平上皮癌に対するヒトパピローマウィルスの検索 (2008)
  • 著者名/発表者名: 嵩元裕之, 他
  • 学会等名: 第46回日本癌治療学会総会
  • 発表場所: 名古屋国際会議場
  • 年月日: 20081030-20081101