• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

CD34陽性細胞を併用する骨再生促進法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19592305
研究機関横浜市立大学

研究代表者

松井 義郎  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (10181687)

キーワードCD34陽性細胞 / 骨再生促進法
研究概要

骨再生は再生医療の中で比較的早期に臨床応用が始まったが、栄養供給、幹細胞の培養増殖法に問題があり、一般化には至っていない。共同研究者のAsaharaらは骨折治癒不全ラットに対し、経静脈的に末梢血CD34陽性細胞を移植すると、骨原性細胞を移植せずとも、血管と骨が新生して骨性治癒が促進されることを報告した。本研究では、ヌードラットの頭蓋骨に形成した骨欠損に対し、ヒト末梢血から分離したCD34陽性細胞を担体とともに局所移植し、その有用性を検討することとした。
ヌードラットの頭蓋骨に直径5mmの円柱状の骨欠損を形成し、1μ〓当たり3×10^3個のヒト末梢血から採取したCD34陽性細胞をコラーゲンジェルを担体として移植した(移植群)。比較するために、骨欠損のみのコントロール詳とコラーゲンジェルのみを移植したコラーゲン群を同時に作成した。移植2週間後のそれぞれの骨新生について、X線不透過像を画像解析ソフトーImageJ-を用いて分析した。
結果は、コラーゲン群>移植群>コントロール群の順に骨新生を認めた。これらには局所移植という環境における細胞の生存過程や成長因子が関係していると思われた。今後はin vitroによるコラーゲン内でのCD34陽性細胞の観察や、in vivoによる長期経過観察で血管新生を確認する免疫染色等を含めた分析を行い、CD34陽性細胞の局所移植の有用性について検討したいと考える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ヒト末梢血CD34陽性細胞を用いたヌードラット頭蓋骨における骨新生について〜CD34陽性細胞の局所移植による骨新生の検討〜2009

    • 著者名/発表者名
      松井義郎
    • 学会等名
      第63回日本口腔科学会総会
    • 発表場所
      静岡県浜松市
    • 年月日
      20090416-20090417

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi