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2007 年度 実績報告書

脳ニューラルネットワーク機構からの新たな歯科治療ストレス軽減法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19592308
研究機関九州歯科大学

研究代表者

河原 博  九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (10186124)

研究分担者 河原 幸江  久留米大学, 医学部, 講師 (10279135)
仲西 修  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (50137345)
吉田 充広  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (40364153)
原野 望  九州歯科大学, 歯学部, 助教 (50423976)
キーワードストレス / 鎮静 / 抗不安 / 脳科学 / マイクロダイアリシス / 情動 / 歯科治療 / デクスメデトミジン
研究概要

歯科治療がストレッサーとして生体に受容される過程を形成する高次脳機能と、鎮静薬として臨床応用が始まっているα2受容体作動薬デクスメデトミジンの高次脳機能作用を神経ネットワークの観点から検討した.研究対象とする神経ネットワークは、1.ストレッサーを認識・認知するネットワーク、2.不安や恐怖などの情動の発現に関係するネットワークとした。
研究手法として神経科学的研究手法であるマイクロダイアリシス(微小透析法)用いて、ネットワークを構成する神経系の神経活動に伴って神経シナプス間隙に放出される神経伝達物質量の変動を観察した.ストレスのない無麻酔・無拘束・自由行動状態と,ストレッサーを負荷したストレス状態両方の状態で,これらの薬物を投与した際の,上記の神経ネットワークへの作用を観察した結果、ストレス負荷により、青班核、大脳皮質前頭前野ノルアドレナリン、ドーパミン神経活動が亢進し、デクスメデトミジンは、これらの神経活動をいずれも抑制した。
さらに、デクスメデトミジンを青斑核,もしくは大脳皮質前頭前野にストレスを負荷していない状態で直接灌流投与した場合には,青班核、大脳皮質前頭前野ともにノルアドレナリン神経活動が更新するという興味深い結果を得ることができた.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ong-term administration of citalopram reduces basal and stress-induced extracellular noradrenaline levels in rat brain2007

    • 著者名/発表者名
      Kawahara Y.
    • 雑誌名

      Psychopharmacology 194

      ページ: 73-81

    • 査読あり
  • [学会発表] シタロプラム反復投与による中枢複数脳部位ノルアドレナリンのストレス反応変化2008

    • 著者名/発表者名
      河原博
    • 学会等名
      第81回日本薬理学会年会
    • 発表場所
      横浜市パシフィコ横浜
    • 年月日
      2008-03-19

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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