研究課題/領域番号 |
19592322
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
大見 寧 神奈川歯科大学, 歯学部, 助教 (10318892)
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研究分担者 |
李 宇錫 神奈川歯科大学, 歯学部, 助教 (90288085)
松本 剛一 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (60199867)
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キーワード | 口腔癌 / 血管新生 / 化学療法 / 遺伝子治療 |
研究概要 |
方法:C3H/Heマウス背部皮下に5x10^6cellsのマウス扁平上皮癌SCC-VII細胞(リンパ節転移性有)を移植し、担癌マウスを作製する。腫瘍径が約10mmとなった時点から以下の治療を行った。 I群;抗血管新生遺伝子治療単独群(1週間おきに3回投与) アンジオスタチンplasmid DNA(100μg)、エンドスタチンplasmid DNA(100μg)NK4plasmid DNA(100μg) II群;CDDP(1.5mg/kg;1週間に5回で3週間継続) III群;抗血管新生遺伝子治療+CDDP 結果:I群およびII群では無治療群と比較して有意に、腫瘍増殖抑制効果は認められなかった。III群ではI群、II群および無治療群と比較して、有意な腫瘍増殖抑制効果が認められた。腫瘍組織の免疫組織学的解析から、III群ではCD31陽性な血管内皮細胞の明らかな減少がみられたことから、抗血管新生遺伝子治療とCDDP併用の相乗効果が示唆された。
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