研究課題/領域番号 |
19592346
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松崎 雅子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80313154)
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研究分担者 |
須佐美 隆史 東京大学, 医学部・附属病院, 准教授 (80179184)
鄭 雄一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30345053)
大久保 和美 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (10396715)
近津 大地 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (30343122)
大木 明子 東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (10345225)
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キーワード | 顎顔面骨 / 歯科矯正治療 / Patched 1 / Scleraxis / Tenomodulin / サイクロパミン / Hhシグナル / 骨芽細胞・破骨細胞 |
研究概要 |
骨芽細胞・破骨細胞におけるHhシグナル下流遺伝子と相互作用分子の解析 1.Hhシグナル下流遺伝子の同定 Hhによる骨芽細胞・破骨細胞分化誘導効果に与える影響を分化マーカーの発現と基質合成能を指標検討した。骨芽細胞に対するHhシグナルの影響をマーカー遺伝子の発現上昇を指標に経時的に評価した。これを元にタイポイントを設定し gone chip による網羅的解析を行った。結果、今まで予想されなかった下流遺伝子が候補として同定された。今後はこの下流遺伝子の機能解析を行っていく予定である。 Ptcl+/-マウス・サイクロパシン投与マウスの実験的歯の移動・後戻り評価モデルを用いた歯科正学的・分子生物学的評価 1. 動物および実験的歯の移動評価モデル 野生型マウスを用いて実験的歯の移動モデルを作製し、両者の間で歯の移動度と周囲組織の変化を比較・観察した。この動物モデルが歯の移動・後戻り評価に有用であることが示された。 2. 歯の移動に関する歯科矯正学的・分子生物学的評価 野生型マウスの歯周組織において、in situ hybridizatio 法により腱・靱帯などの強靱結合組織に発現が見られる遺伝子である Scleraxis、Tenomodulinの発現が確認された。今後は歯周組織において、これらの遺伝子が、歯の移動の際にどのように調節されるか検討していく予定である。
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