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2008 年度 実績報告書

口腔自然免疫システムにおける歯周病原性細菌感染防御機構の検討

研究課題

研究課題/領域番号 19592410
研究機関奥羽大学

研究代表者

廣瀬 公治  奥羽大学, 歯学部, 教授 (10218836)

キーワード自然免疫 / 歯周病 / 細菌 / 抗菌タンパク質 / グラム陰性細菌
研究概要

歯周疾患の感受性を左右するものとして、口腔粘膜における自然免疫が注目されるようになってきた。
口腔の自然免疫の機能を掌る物質のひとつとして、カテリシジンファミリーの抗菌ペプチドであるCAP18/LL37がある。よって、このCAP18/LL37がヒトの自然免疫系における口腔感染防御機構に強く関与していることが示唆されている。そこで今回、ヒト口腔上皮系細胞を用い検討を行った。その結果、平成20年度において、脂溶性ビタミンの一種であるレチノール(トランス)が強力なインデューサーであることを見い出した。また、今回用いたヒト歯肉上皮細胞にはレチノールの受容体であるRARとRXRが常時強く発現していることを見い出している。このことは、口腔上皮がレチノールに対する高い応答性を持つ可能性を示唆するものであり、口腔の自然免疫とビタミンとの関連を考察する緒となるとともに、近年注目されている食育と口腔保健との密接な関連を提示する根拠となるものとして興味ある。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Role of αv integerin in osteoprotegerion-induced endothelial cell migration and proliferatio2008

    • 著者名/発表者名
      Kobayashi-Sakamoto, M., Isogai, E., Hirose, K., Chiba, I.
    • 雑誌名

      Microvasucular Research 76

      ページ: 139-144

    • 査読あり
  • [雑誌論文] トレハロースの卵巣摘出ラット骨密度低下に対する予防効果2008

    • 著者名/発表者名
      田谷かほる, 廣瀬公治, 浜田節男
    • 雑誌名

      口腔衛生学会雑誌 58

      ページ: 534-541

    • 査読あり
  • [学会発表] レチノイン酸はヒト歯肉上皮細胞からの抗菌ペプチド産生を誘導する2008

    • 著者名/発表者名
      廣瀬公治, 田谷かほる, 竹下玲, 大橋明石, 小林美智代, 浜田節男, 安井利一
    • 学会等名
      第57回日本口腔衛生学会・総会
    • 発表場所
      大宮ソニックシティ(埼玉県さいたま市)
    • 年月日
      2008-10-04

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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