研究課題
基盤研究(C)
小学4年生144名を対象とし、左右上顎中の唇面の初期脱灰の検査を行った。2名の学校歯科医による視診の一致率は62%であった。QLF画像との一致では、QLFで初期脱灰層ありと判定した者61名のうち学校歯科医1で25名がなしと判定し、学校歯科医2で4名がなしと判定した。また、QLFで初期脱灰層なしと判定した83名のうち、学校歯科医1で28名、学校歯科医2で58名に初期脱灰層ありと判定していた。それぞれのQLFによる診断との一致率は63.19%、56.94%であった。現在ICDASが初期齲蝕の診断も含めて提唱されているが、本研究の結果からも現時点における視診に現時点における視診による診断にはかなりの限界があり、より客観的な診断法の確立普及とそれにともなうスクリーニングシステムとしての視診による診断の教育プログラムの確立が急務であることが示唆された。
すべて 2009 2008 2007 2006
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (8件)
J Oral Sci. 51(1)
ページ: 61-68
Arch Oral Biol 54(2)
ページ: 192-200
Pediatric Dental Journal 18(1)
ページ: 27-33
小児歯科臨床 12巻3号
ページ: 1341-1748