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2009 年度 実績報告書

新卒看護師のバーンアウトに対するアサーショントレーニングの効果

研究課題

研究課題/領域番号 19592426
研究機関長野県看護大学

研究代表者

鈴木 英子  長野県看護大学, 看護学部, 教授 (20299879)

キーワードバーンアウト / アサーティブネス / トレーニング / 新卒看護師
研究概要

1) 新卒看護師のアサーティブネストレーニングのバーンアウトへの効果:本研究の目的は、新卒看護師のアサーティブネストレーニングによるバーンアウトの変化を明らかにすることであった。対象者のうち50人をトレーニング群に、28人を対照群に割り当てた。アサーティブネストレーニングの直前及び3ヶ月後に質問紙調査を実施した(2008年6月及び10月)。内容は属性、職場満足、ソーシャルサポート、転職希望、ストレスコーピング、仕事への思い、アサーティブネス(J-RAS)、バーンアウト(MBI)である。2回とも有効回答が得られた66人(トレーニング群63人、コントロール群23人)のデータを分析対象とした。結果、6月末の介入群の年齢、J-RAS、MBIの平均はそれぞれ23.3歳、-4.0、11.6で対照群は、22.3歳、-0.8、11.5であり、9月末の介入群J-RAS、MBIの平均はそれぞれ-12.7、12.6対照群は、-20.9、12.7であった。この結果アサーティブネストレーニングの効果は、認められなかった。重回帰分析を行ったところ、仕事量がバーンアウトに影響していた。先行研究によると、アサーティブネスは、バーンアウトの重要な影響要因であったが、今回の研究では、アサーティブネストレーニングによる効果は看護管理者では認められたにもかかわらず、新人看護師ではアサーティブネスの向上もバーンアウト減少効果も認められなかった。このように結果が食い違うのは、プログラムの内容、時間、時期が不適切であったためである可能性も否定できないが、就職1年目には仕事量以外にもさまざまな交絡因子があり、それらを捉えきれていないためである可能性が大きい。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 重症身体障害者施設の看護管理者のアサーティブネスとアサーティブに慣れない状況の実態2009

    • 著者名/発表者名
      鈴木英子, 吾妻知美, 齊藤深雪, 丸山昭子, 香月毅史, 佐藤千文
    • 雑誌名

      日本看護管理学会 12(2)

      ページ: 74-85

  • [雑誌論文] Relationship between assertiveness and burnout among nurse managers2009

    • 著者名/発表者名
      SUZUKI E., SAITO M., TAGAYA A., MIHARA R., MARUYAMA A., AZUMA T., SATO C.
    • 雑誌名

      Japan Journal of Nursing Science 6

      ページ: 71-81

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 看護管理職のアサーティブネストレーニング前後のバーンテウト得点の比較2009

    • 著者名/発表者名
      鈴木英子, 多賀谷昭, 松浦利恵子, 他
    • 雑誌名

      日本看護管理学会 13(2)

      ページ: 50-57

    • 査読あり

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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