研究課題/領域番号 |
19592450
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研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
研究代表者 |
定廣 和香子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (60299899)
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研究分担者 |
杉森 みど里 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 学長 (20070758)
横山 京子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (80341973)
山下 暢子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (30279632)
岩波 浩美 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (60404919)
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キーワード | 安全管理行動 / 教育プログラム / 治療を支援する技術 |
研究概要 |
平成20年度は、主として次の活動を実施した。 1.治療に関する基礎看護技術の図書の分析 過去5年間の基礎看護技術に関する図書を収集し、治療に関する看護技術の記述内容を分析フォームを用いてデータ化し、内容分析の手法を用いて分析した。その結果、498記録単位が抽出され、治療を支援する看護技術を示す17カテゴリが形成された。最も多くの記録単位から形成されたカテゴリは、「薬物療法を実施・管理する技術」ついで、「検査の介助と検体を採取し取り扱う技術」であった。これらは、全体の約半数を占め、看護基礎教育において最も重要視されている可能性が示唆された。 2.参加観察データ収集の分析 北関東地域のA病院外科系混合病棟、首都圏のB病院内科系病棟で参加観察を実施し、収集した看護師8名、患者18名からなる診療補助業務を中心とした相互行為場面を分析した。4場面、101行動を分析した結果すべての行動が、看護師行動の説明概念5種類に分類できた。今後分析を継続し、治療を支援する技術を提供する際の看護師行動の特徴を解明する。 3.安全管理行動に関する質問紙調査の実施 2.の研究過程において参加観察による安全管理行動の抽出には、限界があることがあきらかとなった。そのため、看護師を対象とした安全管理行動に関する自由記載式の質問紙調査を実施した。58施設822名の看護師に郵送し、468部を回収した(回収率56.9%)。現在、データ入力・分析を進めている。
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