安全性からみたナースステーションの標準化に関して平成19年度は下記のように調査を行い一定の成果が得られた 1.ナースステーション内で発生した事故・事件の実態調査 (1)三大新聞紙のデータベース、医療関連データベース、並びにインターネットを元に過去5年間のナースステーションでの事故、事件の全容を表す分類表を作成中である。また、インターネット「2ちゃんねる」の病院に関するサイトを洗い出し、記載されている事項の内容分析を行った。 (2)ナースステーションの安全性、利便性の観点より医療従事者300名を対象にファックスを用いた全国調査を行った。さらに同様の調査を一般市民(患者・家族・面会者)300名を対象に行い、安全性、利便性に関わる要因の検討を行った。 2.情報セキュリティから見た院内コンピュータ・ネットワークの実態調査 (1)大阪府看護協会と連携し大阪府内の医療施設等に勤務している看護職1000名程度を対象に情報セキュリティに関しての詳細な調査を行う準備を進めた。調査用紙の検討を終了した。次年度早々に調査を開始する予定である。上記1-(2)より情報セキュリティに関して数多くの問題が生じておいることが推察されており、安全性の確保に関しては課題が大きい。
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