研究概要 |
研究目的:看護管理者が自分の組織を変革するための手段として活用するために,「看護組織における組織文化の測定尺度」の洗練化と,それを用い組織変革システムを構築する。 平成19年度 研究課題と実績 1.「看護組織における組織文化の測定尺度」の妥当性を検証する。 平成17年度,看護組織における組織文化の測定尺度」を開発した際に、対象となった28総合病院のうち,同意の得られた1総合病院看護職を対象に、平成19年3月〜7月、参加観察と面接調査を中心としたフィールド調査を行ったそしてその結果を、平成17年の測定尺度を用いた量的調査の結果と比較検証し,測定尺度の妥当性を検証した。 2.「看護組織における組織文化の測定尺度」を洗練化するためのデータを収集する。 研究課題(1)の結果から、測定尺度を洗練化するために必要なデータを抽出した。 3.アクションリサーチで、看護組織の組織変革の戦略と変革を起こす看護管理者のリーダーシップを明らかにする 研究課題(1)の調査終了後、対象病院看護部に調査結果を報告し、平成19年10月から、一緒にアクションリサーチを開始した。看護師長を対象に研修会を開き,自分の病院看護部の組織文化の特徴をグループワークにて抽出してもらい、1ヶ月に1回の割合でミーティングを持ちながら,看護師長達が変革の方向性を出してくるのを、一緒に確認し,修正しながら、変革の焦点問題点を明確にした。そして、その後、平成20年度の看護部目標を一緒に作成し,3月には、目標管理としてスタッフまで行き渡るよう1年間の作業
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