研究目的は、(1)看護管理者が自分の組織を変革するための手段として活用するために、平成17年度に研究者が開発した「看護組織における組織文化の測定尺度」の妥当性を検証し、その洗練化を行うこと、(2)「看護組織における組織文化の測定尺度」を用いて組織変革を行うシステムを構築することである。 計画の概要は以下通りである。 (1)「看護組織における組織文化の測定尺度」の妥当性を検証するためと、「看護組織における組織文化の測定尺度」を洗練化するためのデータを得るために、2総合病院を対象に、「看護組織における組織文化の測定尺度」を用いた量的調査とフィールド調査を行う。そしてその結果をもとに、測定尺度の調査項目を修正し、量的調査によって測定尺度を洗練化する。 (2)看護組織の組織変革を起こす看護管理者のリーダーシップを明らかにし、組織変革のシステムを構築するために、「看護組織における組織文化の測定尺度」を用いた量的調査とフィールド調査によって組織文化特性を明らかにした1総合病院を対象に、組織変革のアクションリサーチを行う。
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