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2009 年度 実績報告書

CAIによる、小児がんの子どもの治療への主体性を高める疾患別援助プログラムの作成

研究課題

研究課題/領域番号 19592482
研究機関淑徳大学

研究代表者

小川 純子  淑徳大学, 看護学部, 講師 (30344972)

研究分担者 鈴木 恵理子  淑徳大学, 看護学部, 教授 (20249246)
伊藤 奈津子  淑徳大学, 看護学部, 助手 (00340117)
キーワードCAI(Computer Aided Instruction) / 小児がん / 主体性
研究概要

本研究の最終的な目標である「小児がんの子どもが病気を自分のこととして捉え、自分が受ける処置や自分の生活を選んだり、決めたりすることができるように援助すること」に向けたComputer Aided Instructionの開発に向けて、調査研究をすすめている。
平成21年度は、平成20年度に続き血液腫瘍疾患又は固形腫瘍疾患の学童期以上の子どもと家族を対象に、「病気や治療に関して説明された時期と内容」、「病気や治療に関してわかりにくかったことや、説明に関する要望」などについて面接調査を実施した。平成20年度の調査の予定が平成21年12,月まで延長した関係で、現在も調査継続中であり、調査と平行して分析をすすめている。血液腫瘍疾患の子どもの場合は、調査をしたすべての子どもが自分の病名を入院時に伝えられていた。一方固形腫瘍の子どもの場合には、病気の名前ではなく「できもの」などといわれている子どももいた。しかし、子どもは病名よりも「自分に何が起こるのか」「いつまで入院するのか」について具体的に説明して欲しいと答えていた。発症が幼児期である場合には、親もどのタイミングで子どもに病名や治療について伝えるべきか悩んでおり、看護師や医師にも相談しにくいと答えた親もいた。現在、インターネットでのホームページを準備し、子どもの主体性を育むための、「病気の理解の促進」「主体性を発揮するための動機付け」「主体性の維持にむけた援助」の視点でのプログラムの内容を検討している。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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