研究課題/領域番号 |
19592482
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研究機関 | 淑徳大学 |
研究代表者 |
小川 純子 淑徳大学, 看護学部, 講師 (30344972)
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研究分担者 |
鈴木 恵理子 淑徳大学, 看護学部, 教授 (20249246)
伊藤 奈津子 淑徳大学, 看護学部, 助手 (00340117)
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キーワード | 看護学 / 慢性疾患 / 小児がん / 主体性 / CAI |
研究概要 |
本研究の目的は、「小児がんの子どもの治療への主体性を高める、すなわち小児がんの子どもが病気を自分のこととして捉え、自分が受ける処置や自分の生活を選んだり、決めたりすることができるように援助すること」であった。小児看護領域では、「子どもの主体性」の重要性が明らかになっているが、小児がんの子どもにとって苦痛体験が大きい治療に主体的に向かうことは難しい。そこで、子どもなりに病気や治療の必要性を理解し、自分のものとして受け止め自分がどうしたいのか、を伝えられるために必要な医療者による援助を検討した。本研究では、「子どもが辛い治療であるが、子どもなりに意味を見出せる」「経験を重ねることで学習ができる」という視点から、子どもの対象年齢を学童中期以降とした。 平成22年度は、ボストンで開催された国際小児腫瘍学会にて「子どもの主体性を促すことに関する医師の認識と日々の行動」に関して発表を行った。小児外科の医師と比較して血液腫瘍科の医師の方が、子どもが自分の病気を正しく受け止められたり、自分の症状を自分で伝えられるような関わりを意図的に行っている傾向が強かった。また、医師は、移植や手術など子どもにとって苦痛が大きかったり将来に関わる決定に関しては、看護師と一緒に子どもをサポートすることを強く望んでいた。 さらに今まで行った看護師、医師、小児がんの子どもと家族への研究成果と臨床の看護師との専門者会議をもとに、小児がんの子どもを看護している看護師のためのホームページの内容を検討し、作成した。
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