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2008 年度 実績報告書

食道切除術を体験した食道がん患者の術後生活再構築過程を支援するための看護モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19592486
研究機関浜松医科大学

研究代表者

森 恵子  浜松医科大学, 医学部, 講師 (70325091)

研究分担者 秋元 典子  岡山大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (90290478)
キーワード食道がん / 困難体験 / MGTA / 継続比較分析 / 対処行動 / 術後生活再構築
研究概要

本研究の目的は、食道切除術を体験した食道がん患者の術後生活再構築過程を支援する看護モデルを構築することである。そのため、本年度は、食道がんのために食道切除術を受けた患者が、手術に伴い生じた様々な症状に対してどのように対処しながら生活しているかを明らかにすることを目的に研究を実施する。対象者2名に、自由回答法による半構成面接を実施した面接内容の逐語録を作成し、修正版グラウンデッド・セオリーアプローチの手法を用いて、継続比較分析を行った。
平成19年度からの継続として、3名の患者に面接を実施した。患者の食道切除術後の困難体験への7つの対処方法である、≪命と引き換えに変化を受け入れ行動する≫≪時間をかけて変化に慣れる≫≪生きるために自分流の食べ方を体得する≫≪情報を集める≫≪逆流を防ぐための方策を捜し求める≫≪定期的に病院を受診しながら用心して生活する≫≪今出来ることを行なう≫より、食道切除術を体験した食道がん患者の術後生活再構築過程を支援するための看護支援として、【術後の様子がイメージできるような情報提供】【変化に適応するための時間の必要性】【嚥下困難に対する食事摂取方法の指導】【術後起こりやすい変化・障害に対する事前の情報提供】【体力増強へ向けた運動療法】の5つが明らかとなった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 手術療法を受けた上部消化器がん患者が抱える食に関する困難体験〜今後の生活への思い2009

    • 著者名/発表者名
      森恵子, 秋元典子, 長崎ひとみ
    • 学会等名
      第23回日本がん看護学会学術集会
    • 発表場所
      沖縄
    • 年月日
      2009-02-07
  • [図書] がん化学療法・バイオセラピー看護実践ガイドライン2009

    • 著者名/発表者名
      佐藤禮子(監訳), 森恵子, 他44名
    • 総ページ数
      330
    • 出版者
      医学書院

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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