研究課題/領域番号 |
19592493
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
村上 京子 山口大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (10294662)
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研究分担者 |
辻野 久美子 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60269157)
塚原 正人 山口大学, 副学長 (20136188)
飯野 英親 山口大学, 医学部附属病院, 副看護部長 (20284276)
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キーワード | 先天異常 / 出生前診断 / 超音波検査 / インフォームドコンセント / 育児 |
研究概要 |
先天異常児が疑われる妊婦・家族の出産・育児準備と支援する看護職の困難感について把握するため、(1)バースプラン(妊娠・出産ケア計画)の作成、(2)祖父母となる世代の女性の育児に対する意識調査、(3)先天異常に対する妊婦の意識、先天異常児をもつ母親の育児支援について調査・まとめを実施した。 1.先天異常児が疑われる妊婦・家族の出産・育児準備に対するバースプラン(妊娠・出産ケア計画)の作成について 文献をもとに、バースプラン(出産・育児ケアプラン)のフォーマットを作成中である。 2.家族の出産・育児準備に対する意識について 祖父母となる世代の女性(213名)が育児・育児支援に対してどのような意識を持っているか調査を実施した。その結果、「育児は基本的に親(母親・父親)が責任を持って行うもの」という認識を持ち、「求められれば支援を行いたい」「子どもの遊び・育児に関わっていきたい」という意見を持っていた。データの収集が終了し、分析・まとめを行っていく。 3.先天異常に対する妊婦の意識、先天異常児をもつ母親の育児支援についてまとめを行った。 ・先天異常を持つ子どもを出産した母親に面接調査を実施した。子どもの年齢・疾患に応じた成長発達を支援すること、時期に応じた情報提供が効果的であることが判った。 ・超音波検査に対する妊婦の意識調査より、妊婦は超音波検査により先天異常が診断される可能性を認識しているが、子どもを見ることに対する期待も大きいことが判った。
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