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2007 年度 実績報告書

更年期女性のヘルスプロモーション-予防的介入プログラムの開発-

研究課題

研究課題/領域番号 19592497
研究機関熊本大学

研究代表者

千場 直美  熊本大学, 医学部保健学科, 助教 (90347005)

研究分担者 松尾 博哉  神戸大学, 医学部・保健学科, 教授 (60229432)
片渕 秀隆  熊本大学, 医学薬学研究部, 教授 (90224451)
キーワード更年期 / 女性 / 更年期障害 / ヘルスプロモーション / QOL
研究概要

1.目的:更年期症状は多くの更年期女性に経験されるが、更年期障害で受診する女性は少ない。更年期障害女性の多くは、苦痛を抱えながら地域で生活している。更年期障害の問題点は、症状が苦痛でQOLの低下をきたすこと、将来的なQOLの低下を招く恐れがあることである。そこで、更年期女性のヘルスプロモーションの重要性について明らかにする目的で、地域で生活する更年期女性に対して、更年期障害に対する知識や健康管理スキル獲得の機会を提供するために、予防的介入プログラムを実施し、その効果について評価することにした。
2.計画:H19.10〜神戸市S区在住の更年期女性に対して、1回/月、更年期セミナーを実施し、セミナー前後の更年期症状(SMI)、QOL、心理状態(HAD尺度)、ソーシャルサポート(JMS-SSS)、心電図による自律神経機能等を比較検討する。セミナーの内容は、更年期障害について、健康管理について、更年期障害の対処法(身体・心理)、ストレス対処、更年期からの生き方などである。
3.実施:(1)セミナー参加者は平均15名/回、延べ人数92名だった。セミナー参加後、更年期障害に対する不安が軽減し、更年期以降の健康管理への意識や自信が高まったという結果が得られた。12ヵ月後の調査を行い、セミナー後の変化を継続して評価する予定。
(2)アンケート調査;セミナーの効果をより明らかにずるために、非介入群として熊本市および神戸市において、セミナー参加者と同様の調査を、約250名に実施している。
4.今後の計画と課題:(1)予防的介入(セミナー参加)の効果をより明らかにするために、対象地域や人数を拡大し、セミナーを継続する。(2)調査結果の分析や成果発表を行う。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 更年期女性のストレスが更年期症状に及ぼす影響についての検討2007

    • 著者名/発表者名
      千場 直美
    • 雑誌名

      更年期と加齢のヘルスケア研究会機関紙 6(1)

      ページ: 61-67

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 更年期外来にメノポーズカウンセラーとして参加して2007

    • 著者名/発表者名
      千場 直美
    • 雑誌名

      更年期と加齢のヘルスケア研究会機関紙 6(2)

      ページ: 67-73

  • [学会発表] 更年期外来におけるメノポーズカウンセラーの役割について2008

    • 著者名/発表者名
      千場 直美
    • 学会等名
      熊本更年期加齢医学フォーラム
    • 発表場所
      ホテル日航熊本
    • 年月日
      2008-03-06
  • [学会発表] 地域の健康づくり支援事業「更年期をいきいきと過ごすために」2008

    • 著者名/発表者名
      千場 直美
    • 学会等名
      神戸大学医学部保健学科第3回地域連携推進室報告会
    • 発表場所
      神戸大学医学部神緑会館
    • 年月日
      2008-01-12

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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