研究課題/領域番号 |
19592504
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
古橋 知子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (30295761)
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研究分担者 |
鈴木 千衣 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (00245945)
田中 克枝 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (40315544)
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キーワード | プリパレーション / プレパレーション / アクションリサーチ |
研究概要 |
平成19年度は、プリパレーションの導入・定着に向けた取り組みにおける促進因子および抑制因子を含めた問題点を明らかにすることを目的に活動を行った。5月26日に研究説明会を開催し、福島県内13の医療施設より、研究への参加協力の意向が示された。各施設より2〜3名、延べ37名の看護師や保育士に年間計3回に渡って集まり、グループ討議を行った。研究協力者達の同意を得て録音したグループ討議の内容を逐語録にし、第2回グループ討議(9月22日)終了時点で、研究者4名(1名は研究協力者の大学院生)で意味のまとまりごとに内容を抽出しカテゴリー化ずる作業を行った。その結果を研究協力者に返却した上で、第3回目のグループ討議(12月1日)を実施した。最終的に、プリパレーションの導入・定着させるための取り組みやその内容、導入・定着の過程とその中でのスタッフの反応や変化、導入・定着の促進因子および阻害因子が明らかになった。現時点では、それらの内容を第1回〜第3回会議の間での変化、また施設毎の変化という視点から分析を深めている。 次年度からは、今年度の結果を基にプリパレーション導入・定着のための具体的な取り組み(施設毎と施設を超えて共同の取り組み)を計画、実施予定になっている。それに向けた準備として、平成19年度は各施設の通信ネットワーク環境の実態を調査した。13施設中3施設だけは自施設だけで通信ネットワーク環境を整備することが難しいことが明らかとなり、パソコンなど物資面での整備を行った。 また、第3回会議終了以降に、各施設で結果の概要を伝えた上で、研究協力者以外のスタッフの思いを聞き、各施設で取り組んでいきたい内容について話し合う機会を持つように促した。それと同時に、それらの取り組みに必要となる道具およびそれらの所有状況も一緒に調査し、その結果を基に年度内に次年度の活動に必要な道具をある程度準備した。
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