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2007 年度 実績報告書

子育てエンパワメントを目指した多胎育児支援の方法の開発と地域ネットワークの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19592511
研究機関岐阜県立看護大学

研究代表者

服部 律子  岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (70273505)

キーワード多胎 / 育児 / ピアサポート / エンパワーメント / ネットワーク
研究概要

本研究の目的は、多胎児を産み育てている家族特に母親に対して、妊娠期から育児期にわたり多胎育児特有の不安やストレスを軽減するため、同じ立場にある多胎児の親のピアサポートの効果を検証し、当事者と協働して実施する地域における多胎育児支援の方法を開発することである。ピアサポートの実践活動に関しては、コーディネーターの調整ののち、サポーターが二人で行い、家庭の状況(家族形態、きょうだいの有無、社会的支援の有無、多胎児の性別、在胎週数、出生体重)、初回訪問の日時、場所、依頼者の希望や状況、サポートの内容、申し送り事項や感想、次回訪問の予定である。記録用紙はA42枚であり、2回分の訪問記録がかけるようになっている。サポーターは訪問後に記入した。ピアサポートを実施した多胎児家庭は、3つの地域ネットワークで合計71件であった。そのうち初産婦は51件、経産婦は20件、妊娠中は19件、児が4か月未満は15件、4から1歳未満は18件、1歳以上は18件、不明が1件であった。妊婦の妊娠週数は20週未満が4名、28週未満が10名、36週未満が4名、不明は1名であった。訪問回数は、1回が37件、2回が20件、3回が13件、5回が1件であった。多胎児の平均出生体重は2037gであった。対象となった家庭で社会的な支援を受けているものは5件であり、ファミリーサポートやヘルパーなどがあげられた。ピアサポート事例について、初回訪問時にどのようなサポートを行ったのかを1)妊娠中2)出産後入院中3)生後3か月まで4)生後12か月まで5)3歳未満と児の月齢に分けてサポート内容の記述を分析した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2008 2007

すべて 学会発表 (6件)

  • [学会発表] 多胎育児支援地域ネットワーク構築事業 第2報 その1多胎出産の現状と多胎育児支援が必要な背景2008

    • 著者名/発表者名
      服部律子、大木秀一、志村恵、大岸弘子
    • 学会等名
      第22回日本双生児研究学会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2008-01-28
  • [学会発表] 多胎育児支援地域ネットワーク構築事業 第2報 その2地域多胎ネットの新たな構築とその課題2008

    • 著者名/発表者名
      服部律子、大木秀一、志村恵、大岸弘子
    • 学会等名
      第22回日本双生児研究学会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2008-01-28
  • [学会発表] 多胎育児支援地域ネットワーク構築事業 その2-ピアサポートの有効性-2007

    • 著者名/発表者名
      服部律子、大木秀一、志村恵
    • 学会等名
      第66回日本公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      松山
    • 年月日
      2007-10-24
  • [学会発表] 多胎育児支援地域ネットワーク構築事業 その1-地域多胎ネットワークの有効性-2007

    • 著者名/発表者名
      服部律子、大木秀一、志村恵
    • 学会等名
      第66回日本公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      松山
    • 年月日
      2007-10-24
  • [学会発表] 多胎児家庭における妊娠期から育児期早期までの援助ニーズに関する研究-特に妊娠期を中心にして2007

    • 著者名/発表者名
      服部律子、大木秀一
    • 学会等名
      第48回日本母性衛生学会
    • 発表場所
      つくば
    • 年月日
      2007-10-11
  • [学会発表] 多胎児家庭における妊娠期から育児期早期までの援助ニーズに関する研究-特に育児期を中心にして2007

    • 著者名/発表者名
      服部律子、大木秀一、田中輝子
    • 学会等名
      第54回日本小児保健学会学術集会
    • 発表場所
      前橋
    • 年月日
      2007-09-22

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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