研究課題/領域番号 |
19592515
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研究機関 | 三重県立看護大学 |
研究代表者 |
二村 良子 三重県立看護大学, 看護学部, 准教授 (30249354)
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研究分担者 |
村本 淳子 三重県立看護大学, 看護学部, 学長 (50239547)
永見 桂子 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (10218026)
中山 優子 三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (20433229)
小村 明子 三重県立看護大学, 看護学部, 助手 (80453083)
大平 肇子 四日市看護医療大学, 看護学部, 講師 (20259386)
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キーワード | OSCE / 看護実践能力 / 助産師 / 教育方法 / CBT |
研究概要 |
本研究の目的は、助産師に求められる看護の実践能力育成のために、大学教育の助産課程の前後および卒業前にOSCE(Objective Structure Clinical Examination:客観的臨床能力試験)を実施し、それらの結果をもとに、学生個別の卒業後の看護実践能力育成のためのプログラムを作成し、OSCEの有効性を明らかにするである。19年度は、プログラムを作成するに先立ち、助産過程の学生の看護実践能力を、OSCE実施により把握することとし、「学士課程助産師教育の卒業時における実践能力の到達目標」を参考に、助産師として卒業時に求められる能力について整理し、「妊娠末期」「分娩期」「産褥期」「新生児」「家族計画」についてOSCEの課題を設定した。OSCEを実施にあたり、チェックリスト、マニュアルを作成し、課題として妥当であるかを臨床経験5年以上の助産師に実施し、課題設定等に修正を加えた。その後、卒業直前の助産過程の学生にOSCEを実施した結果および対象学生へのグループインタビューから、OSCEの場面を妊娠期から経過を追いながら実施していくことで、思考過程を踏まえ、助産師としての強化したい看護実践能力の向上にOSCEを用いた方法は有効であると考える。しかし、課題設定では、実施時期によっては、イメージできないこともあり、模擬患者(SP)やより現実的・具体的な場面設定などの方法の検討が今後の課題として考えられた。
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