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2007 年度 実績報告書

糖尿病性足病変予防のためのバブ足浴の有用性に関するランダム比較対照試験

研究課題

研究課題/領域番号 19592516
研究機関大阪市立大学

研究代表者

川端 京子  大阪市立大学, 医学部, 准教授 (50290367)

研究分担者 正木 治恵  千葉大学, 看護学研究科, 教授 (90190339)
キーワードバブ足浴 / 2次元レーザー血流計 / 皮膚血流 / 糖尿病 / 閉塞性動脈硬化症 / 透析患者 / 継続 / セルフケア
研究概要

目的:本年度は、ランダム比較対照試験に向けての準備として、1.2次元レーザー血流計による足部全体の皮膚微小循環改善効果を検証するために、全対象者にバブ足浴、人工炭酸泉装置足浴、湯足浴の3種類実施し、足部全体の皮膚血流量を測定し比較すること、2.全対象者に家でバブ足浴をセルフケアで3ヶ月間継続実施し、その効果を2次元レーザー血流計によって評価する、3.ランダム対照試験の遂行マニュアルを検討作成することであった。
研究方法1:1)対象者:糖尿病性腎症や閉塞性動脈硬化症を有する透析患者10名に研究目的、方法および実験途中で研究辞退することも可能であることを書面で説明し、同意書を得られたもの。2)バブ足浴:花王株式会社の協力で、無色、無香料の人工炭酸泉浴剤を製造してもらい、使用。38℃の6リットル湯とこの炭酸泉浴剤45g投入し、足浴する。3)実施方法:バブ足浴、人工炭酸泉装置足浴、湯足浴の3種類足浴実施し、足浴前後の足部皮膚血流量変化を2次元レーザー血流計で測定比較する。4)分析方法:3種類の足浴方法の違いを明らかにするために各対象者の皮膚血流量変化率をFriedman検定と多重比較を行う。5)結果:Friedman検定の結果、両足部の皮膚血流変化率増加することに有意差が見られた(p<0.001)。そして、多重比較の結果、バブ足浴は人工炭酸泉装置足浴と比べて有意差なかったことから、バブ足浴は人工炭酸泉装置足浴と同等な血流促進効果があると考えた。
研究方法2:方法1の対象者にバブ足浴を家で、3ヶ月間、セルフケアで実施してもらい、2次元レーザー血流計で測定した。その結果、バブ足浴継続前と3ヶ月継続後の比較した結果、足部全体の血流量に有意差はなかった。しかし、足部の保温感継続や足底部の皮膚角質化の軽減、ヒビワレやカサツキの消失などの効果は高かった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 透析患者に対する炭酸泉浴剤足浴の効果-2次元レーザー血流計による足部皮膚血流量増加効果の検証-2008

    • 著者名/発表者名
      川端京子, 正木治恵, 金昌雄
    • 学会等名
      第6回日本フットケア学会学術集会
    • 発表場所
      砂防会館、都市センターホテル
    • 年月日
      20080200

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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