研究課題/領域番号 |
19592517
|
研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
林田 裕美 大阪府立大学, 看護学部, 講師 (10335929)
|
研究分担者 |
田中 京子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (90207085)
吉田 聡美 大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (20382244)
竹下 裕子 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (10437668)
橋弥 あかね 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (00457996)
|
キーワード | 再発 / 肺がん / 家族 / サポートプログラム |
研究概要 |
先行研究による評価および既存の文献資料をもとに、既存のサポートプログラムの修正について検討したが、内容としては修正する必要がなく、「再発期肺がん患者の家族の情緒的安定を支援するサポートプログラム(以下、プログラムとする)」として使用することとなった。このプログラムを用い、本学の施設と協力を得られた病院において、「肺がん患者の家族のためのサロン(以下、サロンとする)」を計4回企画し、実施した。サロンへの参加者は、本学の施設と研究協力を得られた病院において、ポスターの掲示、チラシの配布により公募した。その結果、研究対象者となったのは2名であった。対象者より、サポートプログラムでの情報提供については、興味ある内容であり、有意義であったとの評価を得た。また、サロンの運営についても評価はよかった。サロンに参加することで、気持ちを表出することができ、悩みを聴いてもらえ、抱えている問題解決の糸口を得るなどの状況があった。サポートプログラムの効果については、POMS短縮版、新版STAI、GSES、対人ストレス尺度、ソーシャルサポート尺度を用いて測定しているが、対象者が少ないため、統計的な検証はされていない。傾向として、実施前に比較し、実施直後は効果が見られているようである。今後、対象者を増やし、検証を継続していく必要がある。また、同じ境遇にある家族同士のサポートグループとしての機能が発揮されないため、対象者の獲得は今後の重要な課題である。
|