研究課題/領域番号 |
19592531
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 天使大学 |
研究代表者 |
茎津 智子 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (10177975)
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連携研究者 |
井上 由紀子 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 准教授 (00320557)
岡田 洋子 旭川医科大学, 医学部, 教授 (90281906)
小林 千代 天使大学, 看護栄養学部, 准教授 (60299732)
岩本 喜久子 札幌医科大学, 緩和医療学講座, 特任助教 (30513692)
工藤 悦子 天使大学, 看護栄養学部, 助手 (70438422)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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キーワード | 子ども / 死別 / 喪失体験 / 悲嘆 / 親と子 |
研究概要 |
小学生の子どもをもつ養育者868名を対象に、子どもの「死」に関する体験、子どもと「死」について話すこと、死別を体験した子どもへの対応に関する内容を調査した。子どもの体験は、ペットとの死別約50%、通夜・葬式の出席、病気のお見舞いの体験は85%以上、死別の体験は42%であり、普段から子どもと「死」について話をすることのあるものは約70%で、ニュースの事件や話題がきっかけとしている。親の80%以上は、子どもと「死」について話すことは大切であると考えていた。しかし、30%の親はほとんど話すことがなかった。 また、死別体験をした子どもをもつ親へのインタビューでは、子どもと死について話す機会を持つことの大切さを感じ、死別体験の有無が子どもの生や命の捉え方に大きく影響していることを実感していた。一方、メディアから入る情報に子どもたちが、影響を受けることへの危惧、親の考えを伝えることの難しさも強く認識していた。今後子どもの死別体験がある場合も含め、子どもと親が、生・死の問題をともに考えていくあり方を検討していく必要性がある。
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