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2007 年度 実績報告書

思春期若年化時代の子どもの保健行動因果モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19592532
研究機関東北福祉大学

研究代表者

田邊 惠子  東北福祉大学, 総合福祉学部, 教授 (80107797)

キーワード思春期 / 保健行動 / 自己効力感 / ソーシャルサポート
研究概要

子どもの保健行動自己効力感尺度、子どもの保健行動ソーシャルサポート尺度作成を試みた。方法は(1)小学4年から中学3年までの35名を対象とした半構成的インタビュー内容から保健行動自己効力感と保健行動ソーシャルサポートのカテゴリー化と質問項目の作成、(2)専門家による表面妥当性と内容妥当性の検討後、子どもの保健行動自己効力感尺度2カテゴリー、20項目の質問票、保健行動ソーシャルサポート尺度は7項目の質問票を作成、(3)小学4年から中学3年までの152名を対象に調査を実施、(4)項目精選と信頼性の検討を項目分析、因子分析(主因子法、Varimax回転)、Cronbachのαの算出により実施、(5)調査対象から無作為に30名を選び、8週間の期間をおいて再テストを実施、子どもの保健行動自己効力感尺度は保健行動への積極性(9項目)と健康に関する関心(8項目)の2因子、子どもの保健行動尺度ソーシャルサポート尺度は1因子(7項目)が抽出された。それぞれの尺度のα係数(内的整合性)、再テスト信頼性の双方において、一定の水準の信頼性をもっていることが示された。さらに、(6)内容妥当性を検討するため、保健行動と保健行動自己効力感、保健行動尺度ソーシャルサポート尺度とのピアソンの相関係数を求め検定した。その結果、思春期の子どもの保健行動と保健行動自己効力感、保健行動ソーシャルサポート有意な相関が認められた。中でも保健行動への積極性は保健行動に重要であることが明らかにされた。これまでの報告では、一般的自己効力感や子どもに対しては慢性疾患患児を対象として開発された保健行動自己効力感の健康児童に対する適用が殆どであったが、保健行動に限定した自己効力感との関連は、保健行動の行動予測変数として有効であることが明らかにされた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 子どもの保健行動自己効力感尺度作成の試み2007

    • 著者名/発表者名
      田邊 恵子
    • 学会等名
      第66回日本公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      愛媛県県民文化会館
    • 年月日
      2007-10-24
  • [学会発表] 思春期の子どもの保健行動と自己効力感2007

    • 著者名/発表者名
      田邊 恵子
    • 学会等名
      健康心理学会第20回記念大会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2007-09-01

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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