【目的】看護職者が糖尿病女性のリプロダクティブヘルスに対するセルフケアの習得への支援と心理・社会的側面からの支援を実施できる「看護職者のための糖尿病女性のリプロダクティブヘルスに関する支援マニュアル」の開発を行う。また併せて、看護職者のための教育セミナーを開催し、支援マニュアルの普及方法に対する検証も踏まえた上で、有効性のあるマニュアルの開発を行う。 【方法】 (1)支援マニュアルの開発 (1)支援マニュアルの概要の検討 文献検討や専門家、患者会や家族との意見交換、支援を行っている病院の視察・インタビュー調査、糖尿病女性へのインタビュー調査を行い、概要を検討する。 (2)支援マニュアルの試案作成 概要を基に、糖尿病女性のリプロダクティブヘルスの看護に携わる専門家と共同でのマニュアルの執筆を行い、原稿を集約した後、研究者にて編集・推敲作業を行う。 (3)支援マニュアルの試案の評価 専門家、患者会や家族との意見交換、協力の得られた施設へのマニュアルを基にした支援の実施と評価にて試案を評価する。 (4)支援マニュアルの完成 (2)糖尿病女性のリプロダクティブヘルスに関わるセミナーの開発 (1)セミナーの概要の検討 文献検討や専門家、患者会や家族との意見交換を行い、概要を検討する。 (2)セミナーの試案作成と実施・評価 概要を基にセミナーの試案を作成し、研究者が企画・運営を行い、専門家である研究協力者と共に実施する。受講者は、リストアップした施設へアナウンスし、参加希望した看護職者約100名とする。評価は受講終了時、1・3ヵ月後に知識・意識に関るアンケート調査を行う。 (3)リプロダクティブヘルスに関る糖尿病教室の開発 (1)糖尿病教室の概要の作成 文献検討や専門家、患者会や家族との意見交換を行い、概要を検討する。 (2)糖尿病教室の試案の作成と実施・評価 概要を基に糖尿病教室の試案を作成し、研究者が主体となり実施する。対象は協力の得られた施設、サマーキャンプで18歳以上49歳までの1型・2型糖尿病女性とし、評価は参加者へのアンケート・インタビュー調査にて行う。 *完成した糖尿病教室試案は、支援例として支援マニュアルに掲載する
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