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2007 年度 実績報告書

軽度認知症者の排泄・コミュニケーションの在宅介護モデルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19592562
研究機関山形大学

研究代表者

細谷 たき子  山形大学, 医学部, 教授 (80313740)

研究分担者 佐藤 和佳子  山形大学, 医学部, 教授 (30272074)
鈴木 育子  山形大学, 医学部, 准教授 (20261703)
叶谷 由佳  山形大学, 医学部, 教授 (80313253)
小林 淳子  山形大学, 医学部, 教授 (30250806)
赤間(齋藤) 明子  山形大学, 医学部, 助教 (10310179)
キーワード認知症 / 在宅 / 通所施設スタッフ / コミュニケーション / 排泄介護 / 介護者
研究概要

地域密着型デイサービスの利用者のうち認知症者とケア提供スタッフとの排泄介護におけるコミュニケーションの現状を明らかにする、また、スタッフと介護家族の排泄介護に関する連携を明らかにすることを研究目的として、調査項目を作成・精選した。排泄は他者に立ち入られたくない行為であり、排泄ケアにおいては、介護者側の支援意図と認知症者の求める内容が一致せず、介護拒否・抵抗を受けることで介護困難が生じる。排泄介護において介護者のコミュニケーション技術が高まることは認知症者および介護者の双方にとって有意義である。認知症者の感情領域は脳機能が維持される。いっぽう、非言語的コミュニケーションにより感情の55%が表現される(Argyle1979)ことから、スタッフの非言語的コミュニケーション状況に重点をおいて交流の現状をみて、同時に認知症者の反応を研究者が参加観察する調査方法とした。交流を測定する尺度として、S. C. Burgener, M. Jirovecらの開発したInteraction Behavior Measure(4領域:relevance, personal attending, relaxed, social/flexible)を参考とし、認知症者の介護困難度を測定する尺度として、朝田の基本的介護状況評価尺度を、スタッフの排泄ケア困難感はVASスケールを用いる。さらに、ケアリングの8要素の筆頭に「相手を知ること」があることから、スタッフが認知症者の暮らしの様子の理解度を測る。スタッフと家族介護者との連携については、情報交換の頻度および内容などを調査する。
これらはベースラインデータであり、次段階でのスタッフ教育の成果を測定する評価項目となる。また、スタッフ教育の現ニーズ分析の材料ともなる。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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