研究課題/領域番号 |
19592564
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
奈良間 美保 名古屋大学, 医学部, 教授 (40207923)
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研究分担者 |
村上 泰子 名古屋大学, 医学部, 助教 (00402628)
堀 妙子 京都橘大学, 看護学部, 准教授 (40303557)
金泉 志保美 群馬大学, 医学部, 講師 (60398526)
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キーワード | family-centered care / shared care plan / ライフステージ / ガイドライン / 退院支援 |
研究概要 |
1. 小児在宅ケアの現状と協働ケアプランに関する調査の準備 小児在宅ケアの意思決定・準備・継続期における小児と家族の状態、家族を主体とした医療者との協働について、医療者と家族の意識と実態を明らかにするために全国調査の準備に取り組んだ。患者・家族中心のケアに関する国内外の文献検討の結果、研究対象は小児から高齢者まで幅広く、また、小児の退院支援において一定の成果を生んでいることが明らかになり、小児在宅ケア支援において、家族を主体とする医療者との協働によるケアプランを推進する意義を確認した。全国の小児科を標榜する総合病院及び小児専門病院において、医療的ケアを取り入れた後に退院した小児の養育者と退院支援に携わった経験のある看護師に対する調査を計画した。文献検討に基づき、小児と家族の状況と協働ケアプランについての医療者と家族の意識と実態に関する質問紙、及び面接ガイドを作成した。倫理的配慮として、対象者に対して、研究の目的・方法、参加は自由意志によること、途中で参加を取りやめても何ら不利益を被らないこと、得られた情報は研究目的以外に使用せず、情報漏洩の予防に努めることを文書で説明し、無記名自記式質問紙は郵送による回収をもって研究への参加の同意とみなし、面接調査は、事前に同意書への署名を取り交わすことを計画した。 2. 小児在宅ケアにおける協働ケアプランのガイドライン試案の検討と活用の準備 患者・家族中心のケアに関する文献検討により、協働ケアプランのガイドライン試案の内容を検討し、作成したガイドラインの活用と評価の方法を検討した。
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