本研究課題の目的は、精神障害者の在宅生活が維持・促進できることをねらいとし、精神障害者の自尊感情回復モデルを構築し、自尊感情の回復をめざした臨床プログラムを開発することである。具体的には、精神障害者自身が社会に向けて自分自身を語ることは、彼らの自尊感情の回復に繋がることに着目し、社会に向けて自分の病気体験を語っている精神障害者当事者グループと協働して、(1)自己概念の構成要素の明確化、(2)自尊感情が低下した時の心身と行動の構造の明確化、(3)以上で得た結果を基に自尊感情回復プログラムを開発する。
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