研究課題/領域番号 |
19592574
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研究機関 | 札幌市立大学 |
研究代表者 |
守村 洋 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (60310075)
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研究分担者 |
河村 奈美子 札幌市立大学, 看護学部, 助教 (50344560)
谷本 千恵 石川県立看護大学, 看護学部, 講師 (10336604)
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キーワード | 精神障害者 / セルフヘルプ・グループ / empowerment / すみれ会 / エスノグラフィー / 精神保健福祉 |
研究概要 |
本研究は国内や先駆的な海外の福祉国家における精神障害者のセルフヘルプ・グループ、精神障害当事者個人のpower、セルフヘルプ・グループのempowerment、そしてそれらを支援する家族や専門職者のあり方について、現象学的アプローチ及びエスノグラフィーを用いて明らかにし、我が国の状況と比較し、今後の精神障害者の自立と支援を発展するための基盤とする資料を作成することを目的としている。 平成20年度は、昨年度に引き続き、精神障害セルフヘルプ・グループ「すみれ会」(札幌市)でのフィールドワーク(参与観察)を主として行い、基盤セルフヘルプ・グループを考察した。定期観察以外にも例会やイベントにも参加し、多様な状況のもとでの精神障害者セルフヘルプ・グループを描写している(エスノグラフィー)。また、国内でのセルフヘルプ・グループを比較対照するために、7月に開催された第13回精神障害者社会参加促進研修会、第24回北海道精神障害者回復者連合会(道回連)総会に参加、および、道回連所属の「すずらんクラブ」(釧路)および「プラタナス会」(函館)を視察調査し、北海道内の精神障害者セルフヘルプ・グループを比較した。さらに、「すみれ会」と同時期に発足した「あすなろ会」(神奈川県)への視察調査をし、地域保健福祉活動の視点からの比較検討をした。今年度視察調査して得られた精神障害当事者のpowerと考えられる部分を、抽出・分析している。 結果の一部を学会発表(日本地域福祉学会第22回全国学会、日本精神障害者リハビリテーション学会第16回東京大会)および学会ワークショップ(第18回日本精神保健看護学会)で公表した。
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