研究課題/領域番号 |
19592575
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
田井 雅子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (50381413)
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研究分担者 |
遠藤 太 福島県立医科大学, 看護学部, 助教 (20404882)
大川 貴子 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (20254485)
中山 洋子 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (60180444)
田上 美千佳 東京都医学研究機構, 主任研究員 (70227247)
新村 順子 東京都医学研究機構, 技術研究員 (90360700)
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キーワード | 統合失調症 / 症状マネジメント / 再入院 / ケアプログラム / 急性期治療病棟 / 地域生活支援体制 |
研究概要 |
本研究は、急性期治療病棟に再入院した統合失調症患者に対して、退院後の地域生活を安定させるための「症状マネジメントの習得と患者を支える支援体制確立を目指した再入院ケアプログラム」の開発が目的である。本年度は、ケアプログラム開発の基礎的資料を得るために、退院後1年以内に、精神科急性期治療病棟に再入院した統合失調症患者の実態把握を研究課題として取り組んだ。 データ収集は、精神科急性期病棟を有する福島県内の4病院に協力していただき、退院後1年以内に再入院した統合失調症患者のケアを行った看護師8名に対して、患者の再入院までの地域生活の状況や、再入院時の症状、服薬の状況、入院中の患者の状態とケア内容、患者の疾病や症状の捉え方の変化、退院時の症状コントロール、社会資源の利用状況などについて、インタビューを実施した。 現在、得られたデータの分析作業を進めている段階で、ケース毎に、入院の経過に沿って、患者の状態の変化と、実施されたケア内容を、症状マネジメントに関するケア、服薬管理に関するケア、地域生活維持に向けて支援体制を整えるケアを中心に、分類し、比較している。今後、研究メンバーによる、全ケースの分析結果の比較検討が終了したら、ケアを実践している看護師に協力していただき、分析結果に関する検討会をもち、再入院ケアプログラムの試案作成を目指していく予定である。
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