研究課題/領域番号 |
19592583
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
前田 修子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (70336600)
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研究分担者 |
滝内 隆子 岐阜大学, 医学部, 教授 (10289762)
小松 妙子 岐阜大学, 医学部, 准教授 (20326078)
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キーワード | 感染管理 / 教育プログラム / 訪問看護 / 訪問看護ステーション / 効果検証 |
研究概要 |
平成21年度は、本研究の目的である『訪問看護師を対象とした感染管理教育プログラム(以下、本プログラム)』の実施と効果検証、再構築を目指し、本プログラム全12回のうち、残っていた第9~12回研修会を2箇所の訪問看護ステーション(訪問看護師18名)を対象に開催した。各回のテーマは、第9回「中心静脈栄養管理」、第10回「CAPDの管理」、第11回「気道内吸引」、第12回「人工呼吸器管理」であった。それぞれの研修会では、研修会前に、参加予定の訪問看護師を対象に、テーマ毎の感染管理に関する知識・技術修得状況を問う事前調査、さらに研修会開催後に同知識・技術の修得状況を問う事後調査を行い、その結果から研修会の効果検証を行った。結果、いずれの研修会においても修得度は上昇し、研修会の効果は認められているが、各回のテーマに関連した知識・技術毎に、効果の大きい項目、あまりみられなかった項目などの特徴がみられた。各研修会の教育効果の検証結果とその特徴は、学会や専門誌に発表した。さらに、今年度は最終年であり、本プログラム全体の効果検証、ならびに再構築への課題を考察した。その結果、本プログラムの実践により、訪問看護師の感染管理の知識・技術を向上させることができたと評価できた。また、今後さらに効果的な教育プログラムに発展させるべく、再構築に向けて、研修会後も修得度が低かった項目の学習内容・方法の工夫など6つの課題が明らかになった。
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