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2007 年度 実績報告書

介護老人保健施設入所者の生活リズム調整への援助プログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 19592615
研究機関愛知医科大学

研究代表者

八島 妙子  愛知医科大学, 看護学部, 教授 (70310472)

研究分担者 宮地 由紀  愛知医科大学, 看護学部, 講師 (80347393)
甲村 朋子  愛知医科大学, 看護学部, 助教 (70342136)
キーワード生活リズム / 介護老人保健施設 / 高齢者 / 援助 / 看護職 / 介護職 / グループインタビュー / KJ法
研究概要

生活リズム調整の必要な入所者の状況,および生活リズム調整の援助に関して,介護老人保健施設3施設のリーダー的存在の看護職と介護職計6名にグループインタビューを行い,内容をKJ法を用い分析した。結果,健康維持のためには生活リズムの重要性を感じている認識をもっており,生活リズムが崩れやすい状況として,自ら行動しない・できない,うつ傾向がある,不満がたまっている,環境の変化に適応できない,排泄の調整ができていない,などの入所者の特徴がみられ,調整のためのケアとして,眠剤の使用は生活リズムを考慮して行う,入所者同士の声掛け合いで活動のきっかけ,入所者本人の希望の尊重,好きなことができるように看護と介護の協働で生活を調整,申し送りでの情報の共有などが.抽出されてきたが,内容の類型化はさらにインタビューを重ね,内容を充実させてから行う予定である。さらに,生活リズムが整った効果についてもインタビュー内容に追加していく。話された中には,生活リズムは個別性の強いものではあるので,できるだけ入所者の意思を尊重したい,しかし本人の希望通りにするとさまざまな弊害もおきるというジレンマもあった。ジレンマも含め,生活リズム調整ができている状態をどう定義するか,生活リズム調整ができると入所者はどあような変化をもたらすのか,生活リズム調整には多職種の協働・連携が重要と考えるが,どのように協働・連携していくか,を明らかにすることは生活リズム調整の一連の援助に重要と考える。
この研究では協働という視点でケアをとるため,看護職と介護職を同じグループにしてインタビューを行っているが,職種の専門性の違いについては,今後の質問紙調査で明らかにする。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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