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2007 年度 実績報告書

糖尿病患者の運動の習慣化を目的とした集団力学的アプローチの効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19599002
研究種目

特別研究促進費

研究機関弘前大学

研究代表者

冨澤 登志子  弘前大学, 大学院・保健学研究科, 講師 (70333705)

研究分担者 田上 恭子  弘前大学, 教育学部, 准教授 (80361004)
北島 麻衣子  弘前大学, 大学院・保健学研究科, 助手 (70455731)
工藤 うみ  弘前大学, 大学院・保健学研究科, 助手 (40400147)
キーワード看護学 / 糖尿病 / 運動の習慣化 / 相互作用 / 動機づけ / 集団凝集性
研究概要

【目的】日本人は身内意識や仲間感情によって心理的まとまり(集団凝集性)が強く、本研究ではその点に着目し、同じ疾患をもつ糖尿病患者が共に話し合い、同じ体験をする中で身内意識や仲間意識をもち、そのまとまりと牽引力によって個々の運動の継続を間接的にサポートする集団力学的アプローチを考案した。本研究では、2型糖尿病患者の運動の習慣化をサポートする集団力学アプローチ(以下グループワーク)による、心理的変化、主観的体験を実験的に明らかにする。
【研究方法】介入をグループワークを行う群(G群)、グループワークと運動を行う群(EG群)、何も行わない群(C群)と設定し、基礎的研究として大学生24名を年齢、性別、コミュニケーションレベルを均等にするように調整した上で、できるだけランダムに割り付けた。介入は2週間に1度、計4回実施した(C群は2回)。グループワークは4名の被験者にファシリテーター1名が入り、約60分の課題を遂行していく。運動は60分で、準備運動、レジスタンストレーニング、有酸素運動(エアロビクス)を含む。介入前後のアウトカムの測定には〔集団凝集性尺度(新井,2005)、運動調整尺度(松本,2003)、KISS18(菊池,2004)、メンタルディスタンス(高梨、1999)〕、行動分析データ(グループワーク中の対人距離、画像上のパーソナルスペース、グループワーク中の円の面積など)を用いた。
【経過】19年度分の研究は全実験過程の途上にある。最終的な被験者数は倍程度となること、すべての介入群における比較ができないことから、分析はすべて終了していない。20年度計画では同じ介入群のデータを増やし、新たな介入群(運動のみの群)の追加実験を予定している。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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