研究課題/領域番号 |
19599014
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研究種目 |
特別研究促進費
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
久保 晴司 神戸大学, 医学部・附属病院, 医員 (30452494)
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研究分担者 |
黒田 良祐 神戸大学, 医学部・附属病院, 講師 (80379362)
黒坂 昌弘 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70170115)
藤岡 宏幸 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (10252777)
三輪 雅彦 神戸大学, 医学部・附属病院, 助教 (20397805)
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キーワード | 前十字靱帯再建術 / 移植腱成熟 / 幹細胞 |
研究概要 |
移植腱成熟促進のために用いる予定の犬由来筋肉由来細胞、骨髄由来細胞についての分離、培養方法は10%FBS含有DMEを用いた接着培養系とれて確立されている。さらに本研究で現在、犬由来ACL血腫細胞分離方法のため関節鏡視下に犬の前十字靱帯を切離する方法については2.7mmの関節鏡とレトログレードナイフを用いた方法で確立された。ACL血腫を膝関節穿刺にて吸引しその中から接着細胞を分離、培養する条件、方法につき、ACL切離後の採取時期を含め、Ficolを用いた分離と単純な細胞接着法とを比較検討中である。レトロウイルスを用いたGFP遺伝子導入法に関してはすでに先行研究で報告されている方法を用いる予定である。 In vivoの実験については膝蓋腱を用いた前十字靱帯再建法についてpreliminary実験を行っており、自己膝蓋腱の内側2分の1を用いて、脛骨側、大腿骨側とも4mmのドリルを用いて骨孔を作成し、両側とも関節外のpos tscrewに固定する方法で、一定のモデルを作成できている。In vivo実験の術後評価については、島津製万能試験機を用いての破断強度および力学特性試験の実験条件(pretensioningの条件、引っ張り速度およびカ)及び、引っ張り試験用の固定用具設定は正常犬前十字靱帯を用いて設定済みである。 犬再建靱帯の組織学的検討については、カワモトテープ法を用いた凍結切片作成法により犬再建靱帯、bone-tendon-boneのグラフトを固定した大腿骨、脛骨とともに同一の切片として作成できる事を確認できた。
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