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2007 年度 実績報告書

子育て支援制度の整合性・公平性・平等性に関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 19600003
研究機関京都女子大学短期大学部

研究代表者

深堀 聰子  京都女子大学短期大学部, 初等教育学科, 准教授 (40361638)

研究分担者 鈴木 俊之  青山学院女子短期大学, 子ども学科, 講師 (50346095)
宮崎 元裕  愛知江南短期大学, 生活科学科, 講師 (20422917)
松浦 真理  華頂短期大学, 幼児教育学科, 講師 (10352923)
南部 広孝  長崎大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (70301306)
楠山 研  京都大学, 教育学部, 助教 (20452328)
キーワード子育て支援 / 福祉レジーム / ジェンダー秩序 / 福祉ミックス / 保育制度 / 質保証 / 平等性 / ワーク・ライフ・バランス
研究概要

包括的で整合性のある子育て支援制度のあり様を探究する本研究の初年度の研究実績として、つぎの4点をあげることができる。第1に、福祉レジーム論にジェンダー秩序の視点を加味した分析枠組を構築し、子育て支援政策のタイポロジーを抽出するとともに、その典型例にあたる国々を明らかにした。第2に、分析枠組から導かれた4つのタイポロジーである(1)〔ジェンダー秩序の維持×育児の私事化〕型国家、(2)〔ジェンダー秩序の脱構築×育児の私事化〕型国家、(3)〔ジェンダー秩序の維持×育児の公共化〕型国家、(4)〔ジェンダー秩序の脱構築×育児の公共化〕型国家のうち、(1)の典型国である日本、(2)の典型国であるイギリスとアメリカ、(3)の典型国であるオランダについて、その子育て支援制度の概要を整理するとともに、質保証と平等性の観点から特徴と課題を明らかにした。第3に、従来の福祉レジーム論では位置づけられてこなかった社会主義国家とアジア諸国にも注目し、その子育て支援制度の理論化をはかる試みの一環として、中国の子育て支援制度の概要を整理するとともに、質保証と平等性の観点から特徴と課題を明らかにした。第4に、(1)の典型国アイルランド、およびアジア諸国の一つである台湾への海外調査を行い、その子育て支援制度に関する資料収集・実地調査・ヒアリングを行った。第1〜3の実績は、日本比較教育学会第43回大会、関西教育学会第59回大会における口頭発表、および中間報告書として発表した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 自助主義にもとづく子育て支援のあり方に関する研究-アメリカの保育事業の特徴と課題に着目して2008

    • 著者名/発表者名
      深堀 聰子
    • 雑誌名

      比較教育学研究 36

      ページ: 45-65

    • 査読あり
  • [学会発表] シュア・スタート・チルドレンズ・センターの機能と構造2007

    • 著者名/発表者名
      鈴木 俊之
    • 学会等名
      関西教育学会第59回大会
    • 発表場所
      京都大学
    • 年月日
      2007-11-04
  • [学会発表] 保育制度の国際比較研究(1)-子育て支援の視点から2007

    • 著者名/発表者名
      深堀 聰子・鈴木 俊之・宮崎 元裕
    • 学会等名
      日本比較教育学会第43回大会
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2007-06-30
  • [図書] 『子育て支援制度の整合性・公共性・平等性に関する国際比較研究(中間報告書)』(発行確定)2008

    • 著者名/発表者名
      深堀 聰子(研究代表者)
    • 総ページ数
      130
    • 出版者
      科学研究費補助金・研究成果報告書

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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