研究分担者 |
岡本 和夫 東京大学, 大学院・数理科学研究科, 教授 (40011720)
中原 淳 東京大学, 大学総合教育研究センター, 准教授 (00342618)
西森 年寿 教養教育開発機構, 特任准教授 (90353416)
大多和 直樹 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教 (60302600)
両角 亜希子 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教 (50376589)
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研究概要 |
大学ベンチマークは,少数の比較対象となる大学を取り上げて,定量的あるいは定性的な指標を作成して比較を行う。これによって,個々の大学の特性を明らかにし,個別大学の改革の基礎的な知見を提供することを目的としている。この目的のため,今年度は,既存資料の収集分析を中心に以下のような作業を行った。 1大学評価とベンチマーキングの比較 市場型と制度型それぞれの大学評価および大学ベンチマーキングに関する先行研究とデータを,文献,ホームページ,現地調査資料などから収集整理した。 2大学評価方法とベンチマーキング指標の構築 先行研究及び収集整理したデータに基づき,既存の大学評価とベンチマーキングの指標を比較検討した。とりわけ,教員数,学生数,財政規模,外部資金,カリキュラムなどの基礎的データのベンチマーク指標を比較検討し,定義が異なるものについては,極力比較可能な共通指標化を図った。 3ベンチマーキング対象機関の設定とパイロットスタディ ベンチマークの対象として,ケンブリッジ大学,エール大学,カリフォルニア大学バークレー校,東京大学,ニューハンプシャー大学,タフツ大学,ノースイースタン大学,北京大学,清華大学などを設定した。これらの大学について,先に設定したベンチマーキング指標により,パイロットスタディとして,既存資料によるベンチマーキングを行った。これにより,国際的大学ベンチマークに必要なデータと指標について,英米日中の各大学から収集する準備が整えた。
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