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2008 年度 実績報告書

大学ベンチマーキングによる大学評価の実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19601003
研究機関東京大学

研究代表者

小林 雅之  東京大学, 大学総合教育研究センター, 教授 (90162023)

キーワード教育学 / 大学評価 / 質保証 / 高等教育政策
研究概要

本年度は,インターネット,文献などによる資料収集の他,アメリカ\イギリス\中国の現地調査を実施した。アメリカについては,大学の戦略的計画 (strategic plan) の1つの重要なツールとして,ベンチマーキングが行われている。これについて,幾つかの大学のケースを収集,分析した。イギリスでは,アメリカとはまったく異なり,大学の分野別ベンチマーク (sublective benchmark) が行われている。これは,各科目の内容について,具体的に記述したものであり,定量的な指標ではない。また,カリキュラム開発や科目設定の準拠となるものであり,全国カリキュラムという性質のものではない。これらについて,、大学質保証機構 (Quality Assurance Agency) や高等教育アカデミーさらに幾つかの大学の事例を,調査した。さらに,高等教育のマス化と国際化が急速に展開しつつ中国については,高等教育の質的保証と学位の認証\管理の強化とその効果、及び重点大学におけるベンチマークの実態に関して、教育部教育評価機構?国務院学位委員会、及び幾つかの重点大学にインタビュー調査を行った!
これらから,大学評価としてのベンチマークはアメリカとイギリスと中国ではまったく異なる方向で展開されており,日本の大学評価としてのベンチマークに際しては,この点を留意して,目的に応じた開発を進めることが重要であるとの示唆を得た。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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