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2007 年度 実績報告書

終末期医療における医療倫理委員会と医師延命治療指示書POLSTの役割について

研究課題

研究課題/領域番号 19602004
研究機関杏林大学

研究代表者

蒲生 忍  杏林大学, 保健学部, 教授 (90122308)

研究分担者 柳澤 厚生  杏林大学, 保健学部, 教授 (00137952)
キーワード終末期医療 / ホスピス / 自己選択
研究概要

米国における終末期医療の自己選択の手段としてPOLSTと呼ばれる医師の治療指示書が果たす役割について調査するため、8月にオレゴン州とワシントン州を訪問した。オレゴンは尊厳死法や医師延命治療指示書POLSTが最初に考案され使用された場所であり、米国の中でも最も先鋭的な終末期医療を展開している場所である。Orego Health and Science Universityはオレゴン州の最中核の医療施設であり、中でもCenter For Ethics in Health Careは全米のPOLSTのセンターとしての役割を果たしている。ここでRobert Hugo Richardson博士の案内でOHSUはじめポートランドの収容型ホスピスと在宅型ホスピスのセンター他を見学し多数の方々と面会した。ワシントン大学ではDepartment of Medical History and EthicsのThomas R.McCormick博士のご紹介で多数の終末期医療に携わる方々と面会し意見を聞いた。特にチャプレンの方々との面会では、如何に患者の側にいるべきか、またどのように患者の必要としているものに助力できるかを考える姿勢が印象深いものであった。また立場の異なる3人の医師の方にPOLSTについての意見を聞いた。2008年3月にはオレゴンよりRichardson博士を招聘し聖路加国際病院や国立がんセンターの病棟型ホスピス、独立施設である桜町病院聖ヨハネホスピス、また在宅ホスピス医療を推進する立川在宅ケアクリニックを訪問し意見交換を行った。また杏林大学では医療者向けにまた立川市では市民向けに米国での終末期医療に関する講演会を開催したところ、多数が参加し活発な意見交換がなされた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 医療倫理と教育:4ボックス法を用いて2007

    • 著者名/発表者名
      (下島 裕美)蒲生 忍
    • 雑誌名

      杏林医学会雑誌 38

      ページ: 3-9

    • 査読あり
  • [学会発表] End of Life Decision Making in the US:from An Asian view point2007

    • 著者名/発表者名
      蒲生 忍
    • 学会等名
      UNESCO-UNU Bioethics Roundtable
    • 発表場所
      熊本大学
    • 年月日
      2007-12-17

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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