移行体制下の中央アジア諸国における民族集団、宗教、言語文化の動態に関する研究

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19610003
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 社会秩序学
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 小野澤 正喜 筑波大学, 名誉教授 (90037044)
• 連携研究者: 塩尻 和子 筑波大学, 国際部, 特任教授 (40312780) ; 西村 よしみ 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (40208228) ; 中村 逸郎 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (40326400) ; 箕輪 真理 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教 (30344857) ; ティムール ダダバエフ 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (10376626) ; 臼山 利信 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 ; 鈴木 伸隆 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 准教授 (10323221) ; 三浦 哲也 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 研究員 (80444040)
• 研究協力者: 益田 岳 京都大学, 東南アジア研究所, 研究員
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 中央アジア / 民族運動 / 言語政策 / 宗教運動 / 市民組織 / 民族文化 / 民族的アイデンティティ / 移行経済体制

研究概要

ソ連邦崩壊後に成立した中央アジア諸国(ウズベキスタン、キルギス、カザフスタン、タジキスタン、トルクメニスタン)における民族、宗教、言語文化の変化過程を研究対象とした本プロジェクトでは、タシケント東洋学大学内に設置された筑波大学中央アジア国際連携センターを拠点に、新秩序形成期の基礎資料収集を行い、今後の多民族共存、市民社会形成、宗教復興運動といった問題系への展開の方向が明確となった。

研究成果

• [雑誌論文] Social and Linguistic Research into the Situation in Kyrgyzstan's Bishkek, Karakol and Osh Cities (2009)
  • 著者名/発表者名: USUYAMA, TOSHINOBU
  • 雑誌名: Tsukuba Working Papers in Linguistics, Special Issue ページ: 21-44
  • 査読あり
• [雑誌論文] 地方主義と国家-ウズベキスタンとタジキスタンにおけるソビエト人事政策とその影響 (2008)
  • 著者名/発表者名: ティムール, ダダバエフ
  • 雑誌名: 国際政治経済学研究 21 ページ: 13-37
  • 査読あり
• [雑誌論文] Introduction to the Survey Research in Post-Soviet Central Asia : Tasks, Challenges and Frontiers (2008)
  • 著者名/発表者名: Timur, Dadabaev
  • 雑誌名: Asian Research Trends: New Series(NART) 3 ページ: 45-70
  • 査読あり
• [雑誌論文] 中央アジアと日本の交流の歩みと将来展望 : 筑波大学の役割に関連させて (2008)
  • 著者名/発表者名: 小野澤正喜
  • 雑誌名: 第6回文明のクロスロード : ことば・文化・社会の様相(筑波大学中央アジア連携センター) ページ: 1-3
• [雑誌論文] 知的対話による学生の交流活動 (2008)
  • 著者名/発表者名: 西村よしみ
  • 雑誌名: 第6回文明のクロスロード : ことば・文化・社会の様相(筑波大学中央アジア連携センター) ページ: 4-5
• [雑誌論文] 訳語としての「文化」 : 近代日本における「文化」概念の輸入とその変遷 (2008)
  • 著者名/発表者名: 鈴木伸隆
  • 雑誌名: 第6回文明のクロスロード : ことば・文化・社会の様相(筑波大学中央アジア連携センター) ページ: 100-111
• [学会発表] 中央アジアと日本の交流の歩みと将来展望 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小野澤正喜
  • 学会等名: 国際会議「文明のクロスロード6 : ことば・文化・社会の様相」
  • 発表場所: ウズベキスタン共和国・タシケント国立東洋学大学
  • 年月日: 2008-09-14
• [学会発表] 中央アジアにおける今後の日本語教育の可能性について (2008)
  • 著者名/発表者名: 西村よしみ
  • 学会等名: 国際会議「文明のクロスロード6 : ことば・文化・社会の様相」
  • 発表場所: ウズベキスタン共和国・タシケント国立東洋学大学
  • 年月日: 2008-09-14
• [学会発表] 訳語としての「文化」 : 近代日本における「文化」概念の輸入とその変遷 (2008)
  • 著者名/発表者名: 鈴木伸隆
  • 学会等名: 国際会議「文明のクロスロード6 : ことば・文化・社会の様相」
  • 発表場所: ウズベキスタン共和国・タシケント国立東洋学大学
  • 年月日: 2008-09-14
• [学会発表] 日本語E-learningの教材作成 (2008)
  • 著者名/発表者名: 西村よしみ
  • 学会等名: フランス日本語教育シンポジウム
  • 発表場所: フランス・リール第三シャルル・ド・ゴール大学
  • 年月日: 2008-04-10
• [学会発表] 科学技術とヒューマニティ : 技術者の伝統と人のしあわせ (2008)
  • 著者名/発表者名: 益田岳
  • 学会等名: 日本中央アジア学生知的交流会議
  • 発表場所: ウズベキスタン共和国・ウズベキスタン日本センター
  • 年月日: 2008-03-19
• [学会発表] The Revolutionary Shift in Arabic Literacy in Malaysia : Tok Kenali's Learning Method (2008)
  • 著者名/発表者名: MASUDA, GUKU
  • 学会等名: 文明のクロスロード5
  • 発表場所: Tashkent Institute of Oriental Studies, Uzbekistan
  • 年月日: 2008-03-19
• [学会発表] On the Comparative Studies of the "Mahalla"-like Communal Entities as the Basis of the Civil Societies Covering East and Southeast Asian Countries (2007)
  • 著者名/発表者名: MASUDA GAKU and ONOZAWA MASAKI
  • 学会等名: Formation of Civil Society in Uzbekistan: Its Present State, Preliminary Results and Perspectives
  • 発表場所: Bukhara, Uzbekistan
  • 年月日: 2007-09-20
• [学会発表] 作文の自動評価に向けて : 言語研究と言語教育の対話 (2007)
  • 著者名/発表者名: 西村よしみ
  • 学会等名: 日中韓特別シンポジウム
  • 発表場所: 中国・大連外国語大学
  • 年月日: 2007-08-21
• [図書] 社会主義後のウズベキスタン : 変わる国と揺れる人々の心(アジアを見る眼) (2008)
  • 著者名/発表者名: ティムール・ダダバエフ
  • 総ページ数: 216
  • 出版者: アジア経済研究所
• [図書] ロシアはどこに行くのか : タンデム型デモクラシーの限界 (2008)
  • 著者名/発表者名: 中村逸郎
  • 総ページ数: 246
  • 出版者: 講談社
• [図書] イスラームの人間観・世界観 : 宗教思想の深淵へ (2008)
  • 著者名/発表者名: 塩尻和子
  • 総ページ数: 322
  • 出版者: 筑波大学出版会