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2009 年度 研究成果報告書

地域共同体における犯罪被害者と加害者の新たな関係秩序の形成の実証的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19610007
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会秩序学
研究機関東洋大学

研究代表者

西村 春夫  東洋大学, 人間科学総合研究所, 客員研究員 (60228228)

研究分担者 細井 洋子  東洋大学, 社会学部, 教授 (80073633)
鴨志田 康弘  東洋大学, 人間科学総合研究所, 客員研究員 (60408979)
連携研究者 冨田 信穂  常盤大学, 人間科学部, 教授 (60105062)
藤岡 淳子  大阪大学, 人間科学部, 教授 (10346223)
高橋 則夫  早稲田大学, 法学部, 教授 (50171509)
辰野 文理  国士舘大学, 法学部, 教授 (60285749)
宮澤 節夫  青山学院大学, 大学院・法務研究科, 教授 (60001830)
樫村 志郎  神戸大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40114433)
前野 育三  大阪経済法科大学, 法学部, 教授 (60079639)
山本 英政  獨協大学, 法学部, 教授 (40200836)
小柳 武  常磐大学, 大学院・被害者学研究科, 客員教授 (90576216)
小長井 賀與  立教大学, コミュニティ福祉学部, 准教授 (50440194)
平山 真理  白鴎大学, 法学部, 専任講師 (20406234)
研究期間 (年度) 2007 – 2009
キーワード犯罪被害者と加害者との関係秩序 / 被害者インパクトパネル / 犯罪被害者による加害者の認知 / 被害者-加害者関係の将来的展望 / 被害者視点を取り入れた教育 / 修復的正義
研究概要

本研究は(1)修復的正義の応用変化型の一つである被害者インパクトパネルの考えに依拠して、施設側と、この教育プログラムに従事する犯罪被害者側とから得られた調査票回答データを用いて我が国の刑務所、少年院で実践されている「被害者視点を取り入れた教育」の現状と課題を分析し、(2)犯罪被害者を対象に調査票により自分の相手加害者に対する認知、自分と相手加害者との関係の将来展望を探究した。この教育は始めたばかりで固まっていないから、逆説的に言えばVIP型の教育方式の方向に成長・発展する余地を含んでいると解される。被害者と加害者とのあいだを建設的関係に変容するのは容易ではないが、回答パターンのなかにその可能性の萌芽が表れていると思われる。

  • 研究成果

    (23件)

すべて 2009 2008 2007

すべて 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (3件) 図書 (7件)

  • [雑誌論文] 修復的司法の観点から見た犯罪被害者に対する対応の在り方2009

    • 著者名/発表者名
      高橋則夫
    • 雑誌名

      早稲田法学 85巻1号

      ページ: 307-321

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 『少年対話会』の意義と限界2009

    • 著者名/発表者名
      高橋則夫
    • 雑誌名

      早稲田大学社会安全政策研究所紀要 2号

      ページ: 33-47

    • 査読あり
  • [雑誌論文]2009

    • 著者名/発表者名
      小長井賀與
    • 雑誌名

      犯罪社会学研究 No.34

      ページ: 95-113

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 加害者の社会への再統合2009

    • 著者名/発表者名
      小長井賀與
    • 雑誌名

      司法福祉学研究 第9号

      ページ: 161-165

  • [雑誌論文] 刑事弁護人の新しい役割への期待2009

    • 著者名/発表者名
      平山真理
    • 雑誌名

      白鴎大学法科大学院紀要 3号

      ページ: 240-270

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 公共性-<私的なもの>からのアプローチ2008

    • 著者名/発表者名
      樫村志郎
    • 雑誌名

      法社会学 68号

      ページ: 25-38

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 更生保護に対する地域社会の理解と協力2008

    • 著者名/発表者名
      辰野文理
    • 雑誌名

      罪と罰 45巻3号

      ページ: 6-12

  • [雑誌論文] 非行少年の社会的包摂と多機関連携2008

    • 著者名/発表者名
      小長井賀與
    • 雑誌名

      警察学論集 61(5)

      ページ: 49-56

  • [雑誌論文] 元犯罪者の更生と社会への再統合-司法と福祉を繋ぐ視点2008

    • 著者名/発表者名
      小長井賀與
    • 雑誌名

      立教大学・コミュニティ福祉学部紀要

      ページ: 29-42

  • [雑誌論文] 内閣府「犯罪被害者等に関する国民意識調査」考察・分析2007

    • 著者名/発表者名
      細井洋子
    • 雑誌名

      内閣府資料

      ページ: 1-250

  • [雑誌論文] 児童虐待と修復的実2007

    • 著者名/発表者名
      小長井賀與
    • 雑誌名

      犯罪と非行、日立みらい財団 154号

      ページ: 122-140

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 犯罪者の社会的包摂と諸機関連携、罪と罰2007

    • 著者名/発表者名
      小長井賀與
    • 雑誌名

      日本刑事政策研究会 44巻2号

      ページ: 6-15

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 修復的司法には何ができるのか-犯罪被害者の多様な感情とニーズを理解する-、法学セミナー2007

    • 著者名/発表者名
      平山真理
    • 雑誌名

      日本評論社

      ページ: 4-5

    • 査読あり
  • [学会発表] 刑事弁護人による被害者対応とアメリカのDIVOプログラム2009

    • 著者名/発表者名
      平山真理
    • 学会等名
      日本司法福祉学会第10回大会
    • 発表場所
      立正大学大崎キャンパス(東京)
    • 年月日
      2009-08-09
  • [学会発表] 被害者学における実証的研究2009

    • 著者名/発表者名
      辰野文理
    • 学会等名
      日本被害者学会第20回大会シンポジウム
    • 発表場所
      慶應義塾大学(東京都)
    • 年月日
      2009-06-13
  • [学会発表] 司法への被害者参加-実務の現状から、被害者学のパースペクティブ2009

    • 著者名/発表者名
      小長井賀與
    • 学会等名
      日本被害者学会20回大会シンポジウム
    • 発表場所
      慶應義塾大学(東京都)
    • 年月日
      2009-06-13
  • [図書] 子ども白書2009(映画『BOY A』から見る犯罪者の社会復帰政策-英国のケース)2009

    • 著者名/発表者名
      西村春夫
    • 総ページ数
      154-155
    • 出版者
      日本子どもを守る会
  • [図書] 日本のポピュリズム刑事政策は後退するか(討論者として)-グローバル化する厳罰化とポピュリズム(日本犯罪社会学会(編))2009

    • 著者名/発表者名
      宮澤節生
    • 総ページ数
      17
    • 出版者
      現代人文社
  • [図書] 犯罪被害者支援の根本を問う-自助・共助・公助の均衡パラダイム(現代人のこころのゆくえ2.ヒューマン・インタラクションの諸相)2008

    • 著者名/発表者名
      細井洋子, 鴨志田康弘, 北村英哉, 加藤司, 松井豊, 安藤清志, 大島尚
    • 総ページ数
      5-43
    • 出版者
      東洋大学21世紀ヒューマン・インタラクション・リサーチ・センター
  • [図書] 関係性における暴力2008

    • 著者名/発表者名
      藤岡淳子(編著)
    • 総ページ数
      2-13,62-74,76-80,120-130
    • 出版者
      岩崎学術出版
  • [図書] 社会のなかの刑事司法と犯罪者(序論:犯罪の社会構築主義的理解、刑事人民主義思想、現代版国家鎮護、全刑事司法システムの現代的構想、被害者支援)2007

    • 著者名/発表者名
      西村春夫, 宮澤節生, 菊田幸一
    • 総ページ数
      3-22,49-67,176
    • 出版者
      日本評論社
  • [図書] 水平的秩序1(法動態学叢書, 規範と交渉)2007

    • 著者名/発表者名
      樫村志郎編著
    • 総ページ数
      i-XV,1-53
    • 出版者
      法律文化社
  • [図書] 水平的秩序3(法動態学叢書, 規整と自立)2007

    • 著者名/発表者名
      樫村志郎編著
    • 総ページ数
      i-XV
    • 出版者
      法律文化社

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-01-21  

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