研究課題/領域番号 |
19611010
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
桂 良太郎 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (50214359)
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研究分担者 |
安齋 育郎 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (40010045)
山根 和代 高知大学, 人文学部, 非常勤講師
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キーワード | 博物館学 / 平和博物館 / 国際ネットワーキング / 平和学 / 平和教育 |
研究概要 |
本研究の目的は、国際的な平和博物館同士のネットワーキングのあり方を検討することによって、第1に、博物館全体に通底する「博物館ネットワーキングの普遍的な理論の構築」に寄与すること、第2に、平和博物館に対する多様な社会的ニーズに応えるための連携のあり方を検討すること、そして、第3に、21世紀にふさわしい平和博物館のあり方を提言することにある。 平成19年度においてほぼ国連が定めた"Peace Museums Worldwide"にそった国際ミュージアムに関する最新情報は入手することができた。これは、山根氏と安齋氏が欧米とアジアの一部(中国)、桂が残りのアジアと国内のミュージアムの動向調査をするためにフィールドワーク(訪問調査)を行った成果である。特に2008年10月開催予定の「第6回国際平和博物館会議」(京都・広島)に向けて、それらのパネル展示を行うことが当面の課題である。国連が定めた国際平和ミュージアム以外にもいくつかの博物館が創設されたり、また従来存在した館が名称変更したりしていることがこの研究によって判明し、次年度に向けての以下の課題が浮かび上がっている。 (1)内外の平和博物館の最新情報の入手のためにフィールドワークを含む継続調査の実施。 (2)第6回国際平和博物館会議こそ直接的・継続的ネットワーキング促進研究の機会の活用。 (3)特にアジア諸国の軍事博物館から平和博物館運動による国際平和創造促進の検討。 目下、パキスタンより、研究者を平和ミュージアムに招聘し情報交換を促進中である。
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