パブリック・アートや建築を鑑賞対象として、作品をよくみて考える参加型で能動的な鑑賞行為を誘発しエクスペリエンスの高い携帯電話を使用した作品鑑賞支援システムを開発しデザインした。写真と感想の共有によって、能動性と参加性を高め、検索機能の使用から、新たな発見への繋がりや、鑑賞における自分自身の変化を認識させるシステムを実現した。都市の中に鑑賞の場を広げるために、天候や季節の変化によって見え方の異なるパブリック・アートや建築を鑑賞対象とし、鑑賞者の特性や屋外での多様な状況に対応するデザインを実現した。広島市内において実証実験をおこない、その有効性を実証し、高い評価を得ることができた。
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