研究概要 |
平成20年度は,製作フェーズの実施を行ったが,既存の「超大画像自在閲覧システム」と同等の機能をもつ実行可能プログラムを作成するにとどまった.本務の多忙に加えて,DirectX等の最新の画面表示技術の習得に予想外の時間を費やしてしまったことが大きい.しかしながら,平成21年2月24日から5月6日まで国立歴史民俗博物館にて企画展示「錦絵はいかにつくられたか」(において,「幻の錦絵『御庭の飼鳥』版木画像」ならびに「館蔵錦絵高精細画像(館蔵歌川国芳作品一覧(134枚),三代歌川豊国役者見立東海道五十三次(96枚),館蔵死絵一覧(44枚)」を出展し,開発した高精細ビューワを使用して錦絵および版木画像の閲覧に供することができた.この展示は来館者の好評を博し,NHKのニューズ・番組を始め各種メディアで取りあげられている.
|