研究課題
自然・科学・研究に対する関心の喚起や科学知の伝達における、受け手と送り手の間においての「血の通ったコミュニケーション関係」を成立させることを重視し、NBM(ナラティブ・ベースト・エメディスン)やナラティブ・ケアに注目し、従来の博物館や科学館における様々な科学コミュニケーション・シーンにおいての「物語る」こと(ナラティブ行為)の果たす役割と教育効果を実証的かつ横断的に解析し、科学のナラトロジー(物語り学)の体系化を試みた。具体的な成果は以下の通り。○科学の語り部が介在する三鷹市「星と森と絵本の家」事業を推進し、絵本の家の運用計画における有効なナラティブの活用として「星の語り部」の活用を提言した。本提案は平成21年7月7日開館予定の「星と森と絵本の家」にて実践される予定である。○科学を語る場として、「科学の鉄人2009」等のサイエンス・ショーを実施し、その評価を試みた。この成果は、平成21年度に実施されるサイエンス・アゴラ等で活用される予定である。○科学を語る場として、「アストロノミー・パブ」を毎月実施し、その評価を行った。また、新に科学や文化を語る場として、「星と風のサロン」を11月より毎週実施し、その評価を行っている。○「一家に1枚望遠鏡の歴史400年」の日本語版ポスターを制作した。○世界天文年2009事業と連動して、科学の語り部活動の一つに「君もガリレオ」プロジェクトを提案し、その実施を国際的に行えるよう国内外の関係者と協議・検討を行った。他
すべて 2009 2008 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 図書 (1件) 備考 (3件)
日本科学教育学会第32回年会論文集 32
ページ: 121-122
天文教育 21
ページ: 13-19
地学教育 61
ページ: 113-122
http://www.nao.ac.jp/info/hoshicafe/salon.html
http://www-irc.mtk.nao.ac.jp/~webadm/Galileo/
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/c_service/011/011004.html