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2010 年度 実績報告書

指定品の展示・収蔵状況の実態調査~考古資料を中心として~

研究課題

研究課題/領域番号 19611023
研究機関(財)元興寺文化財研究所

研究代表者

岡本 広義  (財)元興寺文化財研究所, 研究部, 学芸員 (70261211)

研究分担者 伊藤 健司  (財)元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (00176330)
山田 卓司  (財)元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (30435903)
辻村 希里子  (財)元興寺文化財研究所, 研究部, 学芸員 (20435902)
桃井 宏和  (財)元興寺文化財研究所, 研究部, 研究員 (50510153)
山岡 奈美恵  (財)元興寺文化財研究所, 研究部, 技師 (90372169)
キーワード指定品 / 考古資料 / 保存処理・修理 / 展示・収蔵状況 / 実態調査
研究概要

本研究は、最終年度にあたり年度ごとに調査地区を設定した残りの九州地方と中四国の昨年度の追加調査を中心に可能な限り現地調査を実施した。また考古学・博物館学と保存科学研究者とが複数の目で、それぞれの研究視点からより的確な調査を推進し、その当該調査地域の歴史的背景や風土等の諸条件を加味したうえで、課題を明確にすることを基本とした。あわせて指定品を傷付けことないように十分に配慮しながら、万一分析や環境測定等が可能であれば行った。なお本年度は九州地域を調査する予定であるが、事前調査や問合せ等により緊急的な調査が必要と判断した施設は、予定地域以外でもその機関を優先的に調査した。
今年度の注視すべき点は、最近に開館して時間が経ってない博物館、リニュアルした資料館のほか、小規模ながら指定品管理を行っている博物館などの調査を行い、調査報告書を提出した。
これらの館は、展示や温湿度管理に工夫をしているが、残念ながら収蔵庫などで保管方法や使用する材料に改善すべき点が認められる。
今回の調査の成果は、各機関に提出した調査報告書をまとめて、『科研成果報告書』として冊子化し、調査対象機関等に送付した。4カ年間の調査成果の1つとして、規模的に小さな館でも学芸員の普段の努力により、指定品に対するよりよい環境条件を整備しようする機関が多くあり、この結果指定品が守られていることが明らかになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 出土木器の保管管理2009

    • 著者名/発表者名
      伊藤健司
    • 雑誌名

      木・ひと・文化~出土木器研究会論集~

      ページ: 323-330

  • [学会発表] 指定品の展示・収蔵状況の実態調査~関東以北の地域を中心に~2009

    • 著者名/発表者名
      山田卓司
    • 学会等名
      日本文化財科学会大26回大会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      20090711-20091112
  • [図書] 科学研究費成果報告書『指定品の展示・収蔵状況の実態調査』2011

    • 著者名/発表者名
      岡本広義, ほか5名
    • 総ページ数
      66
    • 出版者
      財団法人 元興寺文化財研究所

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公開日: 2012-07-19  

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